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【初心者必見】外資系バンカーが投資初心者の資産運用攻略法を完全公開。

2020 6/09
【初心者必見】外資系バンカーが投資初心者の資産運用攻略法を完全公開。
これから投資を初めてみたいという方はとても多くいると思います。
 
以前と比べ個人投資はかなり身近になり、初めて運用する方には数年前よりかなり良い環境が整っていると言えるでしょう。
 
全体的な金融リテラシーが上昇し始めているのか、若手IT長者や資産家からの「 ◯億で運用を任せたいんですが。」というお声掛け(これは私の本業です。)から、主婦の方からの「毎月の貯金からコツコツ積み立てていきたいです。」という相談まであり、投資の裾野が広がっていることを実感します。
 
そこで、今回は「投資初心者&まとまった資金はない」という方向けに「とりあえず何を始めたら良いの?」という導入部分をお伝えします。
 
目次

投資には順序があることを知る

 
何事にも入門編から上級編まであるように、投資にも入門編があります。
 
厄介にも投資という分野には「米株」「NISA」「ETF」「仮想通貨」「債券」「ロボアド」「クラウドファンディング」など、超優良投資先から詐欺商品まで多くの投資先があり、初心者の方はどうしても預金金利と比べてしまうので全てがよく見えてしまいます。
 
しかし、長期に渡り安定的なリターンを出すハイパフォ投資家になりたいのであれば、最初に「何に」投資するかで今後の投資人生が決まります。
 
最初につまづいてしまうと、気持ち的にも「リスクを取る。」という行為からどんどん離れていってしまいます。そのため、最初につまずかないためにも簡単なプロファイリング(投資意向の確認)を必ず行うことをオススメします。

なぜ投資をしたいのかを明確にする(プロファイリング)

なぜ君は投資したいの?
マッケイ
マッケイ
ミク
ミク
将来のために少しでもお金を増やしたいからです。。

この回答をした方、「Best of ビギナー」です。
 
それでは、もっとツッコミます。
 
将来っていつの話?
マッケイ
マッケイ

少しでも、ってどれくらい?
マッケイ
マッケイ

最大で減るならどれくらいまで許せる?
マッケイ
マッケイ
少しウザいですが、この3つの質問に対する回答が非常に重要です。
 
これがつまり、「期間」「利回り」「どれくらいリスクが取れる人なのか。」という情報です。
ミク
ミク
将来っていうのは老後、つまり60歳くらいです。

ミク
ミク
少しでもっていうのは老後資金2000万円は作れれば嬉しいかも。

ミク
ミク
1年で20%以上減ったら怖いかも。。

ここまでの質問に対して回答できるようにしておき、この回答は絶対に忘れないようにメモしておいてください。そして、今後この回答に対して1年に一回だけ変化がないか確認してください。
 
それは今後の資産形成における重要な「意向の変化」になります。
 

目標利回りを決める

 
ここまで決まったらあとは早いです。
下記の表をもとにどれくらいの年間リターンを希望するかを決めましょう。
 
 
年間期待リターンざっくり早見表
 
・世界株式:5〜7 %前後
 
・世界債券:3%前後
 
・債券・株式ミックス(1:1程度):4〜5%前後
 
・クラウドファンディング:5%前後
 
・ロボアド:債券重視型3%、株式重視型5〜7%
 
・仮想通貨:計測不能 ⇨ 初心者は投資すべきではない
 
 
ここでは中リスクあたりを狙って「債券・株式ミックス」や「クラウドファンディング」あたりの、4〜5%あたりを狙っていくとしましょう。

利回り感覚について

 
リターンとリスクのイメージがつかめない方も多いと思います。イメージで結構ですので、下記利回り感覚を持っておくと便利です。
 

期待リターン

 

年利1〜2%前後:投資リターンとしては寂しい。

 

年利3%前後:安定思考型。長期投資向き。

 

年利5%前後:ミドルリスク型。妥当な目標数値。長期投資にはここを目指したい。

 

年利7%前後:かなりリスクを取る。株式の中でもリスクの高い銘柄も組み入れる。

 

年利10%以上:かなり難しいレベル。実際ここまでくれば嬉しいが、期待するリターンではない。

 

確定拠出年金 or iDeCoに「満額」入る   ※特に収入のある方

 
個別での投資の前に「確定拠出年金」が会社にある人は必ず入りましょう。
そして、所得があっても確定拠出年金がない人はまずはiDeCoに入りましょう。
 
理由は、「増やすことだけが投資ではない。」という認識が大事だからです。
 
iDeCoによる節税で収入の手取りが増えるということは、「リスクを全く取らずに投資リターンを得る」ことと同義です。ちなみに、クレカのポイントも「リスクを全く取らずに受け取れるリターン」です。このような政府が与えている税制メリットをすっ飛ばして、個別で投資することは経済合理性の観点から多大なる機会損失になります。
 

iDeCoについて知りたい方はこちら

 

積立NISAで感覚をつかむ

 
次は積み立てNISAに入りましょう。
 
積み立てNISAは、年間40万円まで20年間まで運用益が非課税になるサービスです。通常投資には利益に対して現行20.315%の税金が発生しますが、それが非課税になります。運用益非課税のメリットは長期に投資においてとても大きくなります。
 
 
シュミレーション
 
毎月3.3万円(年39.6万円)を年利5%で20年間運用した場合の利益と税金
 
(元本)7,920,000円 (利益) 5,529,818円
 
(税金)5,529,818×20.315%=1,123,382円 ⇦ 非課税になる!
 
 
将来100万円分以上が非課税になる可能性が出てくるので、運用効率をあげるにはまずは「積立NISA」です。

銘柄選びに迷わない

 
「積立NISAって銘柄が多すぎて何を選んでいいかわからない。」という意見が多いです。
 
銘柄別に細かい特徴はありますが、ここでは要点のみ端的にお伝えします。
 
 
重要)銘柄選びのポイント
 
・「インデックス投信」から銘柄を抽出
リターン5%以上を狙いたい人⇨「国際(グローバル)株式投資」を選択
リターン3%前後を狙いたい人⇨「国際(グローバル)4資産分散投信」を選択
・抽出した投資信託の中で、もっとも「信託報酬」が安いものを選択
 
 
 
ポイントは、「信託報酬は最安を選ぶ」「アクティブ投信を選ばない」「細かく投信銘柄を分散しない」です。保有投信は1〜2銘柄で十分です。
 
ちなみに、REIT(不動産投信)などにも分散したい方は6資産バランス以上の投信もありですが、期待リターンが大きく上がるわけではありませんのであまり重要視はしなくても結構です。
 
過度に分散したからといって、リターンが上がるわけではなく、ポートフォリオ上有効かというとそうでもないことを頭の片隅に入れておいてください。積立NISAにおけるベースは、「グローバル株式・債券」で十分です。
 

資産分散と、複利運用の一環でクラウドファンディングもあり

 
利回り5%程を狙うのであれば、クラウドファンディングはかなりオススメです。もちろん一定のリスクはあるものの、基本的には投信のように価格変動リスクなく複利で運用できますので、初心者にはオススメします。
 
もし積立とは別にまとまった資金がある場合は検討して見てもいいでしょう。
 
積立NISAやiDeCoだけだと、運用資産のほとんどが投資信託になってしまうという隔たりが生じますが、運用資産の分散という意味でもクラウドファンディングはオススメです。
 

クラウドファンディングについては知りたい方はこちら

 

流行りのポイント投資は気にしない

 
流行ってますので投資初心者にはポイント投資をオススメする方も多いですが、マッケイはあまりオススメしません。
 
なぜなら、ポイントは感覚として「自分の資産としてカウントしていない方が多い。」からです。
 
「もらったもの。」というあぶく銭感覚が強いので、どうしても管理や運用方針が雑になりがちなんです。(金額も小さいですし。)
 
地に足つけた投資がしたいのならば、最初から自身の資産でリスクを取って投資をすべきです。

ウェルスナビのようなロボアドはNISAの後で十分

 
長期投資のスタートラインは、「iDeCo」と「積立NISA」からです。
 
ロボアドのように先進的に見える運用方法の方がリターンが良さそうな気もするかもしれませんが、大抵のリターンは先ほどあげた表に収束します。
 
ロボアドだからといって、「市場(インデックス)平均を大きく超えるリターンをあげることはない。」ということを認識しましょう。
 
ロボアド投資は、コスト面もiDeCoや積立NISAの銘柄よりも信託報酬は高く、運用益にもしっかり課税されます。
 
もしロボアド投資をどうしてもやりたい場合は、iDeCoや積立NISAの積立額以上に余力ができたら行いましょう。
 
 

ロボアドについて知りたい方はこちら

まとめ

 
・長期投資のスタートは「iDeCo」と「積立NISA」
・銘柄選びは「インデックス」「国際」「コスト安」で絞り込む
・分散しすぎは管理が大変なわりに、リターンに大きな影響はない
・いきなり「投機」(仮想通過やFX)で儲けようとしない
・ポイントで投資する意味はあまりない。
・ロボアドは「iDeCo」「積立NISA」の後で良い
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