こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
皆さんはFIREと言葉を聞いたことはありますか?
FIREとは
「Financial Independence / Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」
日本的にいうと、セミリタイアのことを指すことが多いです。
日本でも最近株クラ中心にかなり流行っている言葉で、30代〜40代遅くても50代でセミリタイアを考えて資産運用している人が多いですね。
ミクはFIREしたいって思う?

マッケイ

ミク
もちろん経済的に自立はしたいと思うけど、FIREしても暇じゃない?w
確かにね。ただ経済的に自立さえしていれば忙しくするのも余暇を楽しむのも自分次第で、収入のための生活から一部解放されるという考え方もあるよね。

マッケイ

ミク
確かに、私も「なんで働いてるの?」って言われたら、暇だからって答えるよりはお金のためって言っちゃうかも。
それでは、FIREについて一緒に考察していきましょう!
目次
セミリタイア=FIREなのか
今まで日本人でもセミリタイアをしている人は多くいましたが、その属性は大きく二つに分かれます。
①退職まで数年残して、貯金と退職金を受け取った労働者出身セミリタイア組(主に50代〜60代)
②努力と才能と運で資産勝ち取ったニューリッチ・セミリタイア組(主に30代〜50代)
これらセミリタイア組は、本来のFIREの定義とは少し異なります。
①と②も共通項として言えるのはFIREを人生の目標としていたわけではなく、結果的にセミリタイアになったという点です。
①=現在受け取れる退職金と今後数年で得られる収入と余暇人生を天秤にかけた。
②=基本的には稼ぐことが好きであり、仕事が好き。資産を得たからと言って、自由がゴールではない。
一方で、FIRE狙いの方は20代〜30代前半(くらい?)までには明確なFIRE目標があり、それに向けて堅実な入金力(収入)と資産運用力を高めています。
つまり、
・定年退職の数年前まで働こうとは思っていない
・FIREを目標として起業する人は少ない
FIREには
ポイント
・中長期に渡る堅実で見通しの立てやすい「収入」
・長期安定的に確保できる「現実的利回り」
これらが重要になるわけですね。
実際に国内でFIREしている人は多いのか

ミク
国内でFIREしている人ってどれくらいいるの?
実数値までは分からないけど、ここ数年で増えてきていることは間違いないよ。ただ現実にはごく一部だと思う。

マッケイ

ミク
なんでなのかな?
それはね、FIREするには相応の「意思」と「覚悟」が必要だからなんだ。

マッケイ
ここ数年でビジネス上においても資産運用上においても稼ぎやすくなったのは事実で、若年層の高所得者や投資家も増えてきました。
もちろんFIREを目指して億単位の資産を形成された方も少ながらずいます。
しかし、そのような方がFIREできているかというとそうでもないんです。
なぜか。
FIREできると想定する資産を形成
↓
達成するといつでもFIREできる体制なるので、気が楽になる。
↓
年齢とともに仕事が楽になっていくが、収入はしっかり入ってくる。
↓
本当にFIREするよりも、精神的なFIRE気分だけでもいっかと思う。
↓
来年こそFIREと思い続け、定年を迎える。
このパターンが多いですね。
FIREは、自由のために今までもらっていた収入源を断つ行為でもあります。
FIRE後の主な収入源は株式やETFの配当収入ですが、配当収入はあくまでも不労所得なのでFIREの為の資産を築きながらも、すでに自分の収入としてカウントされています。
FIRE直前の年収=配当収入+労働収入
FIREするということは、単純に労働収入を断つことでもあります。
日本人が気持ち的になかなかFIREできない理由の一つには、日本の社会は米国とは異なり年功序列色が強く残っているという点もあります。
20代〜30代(FIREを目指し始める年齢):生活コスト<<<<給与<<<<<仕事量
40代〜50代(FIREを意識する年齢):仕事量<<<<生活コスト<<<<給与
このケースが多いんです。
ミクも、会社の上司見ながら「あの人毎日ぼーっとしてるけど、私より全然給料いいだよなぁ。」って思ったことない?

マッケイ

ミク
あるある!
良い悪いは別として、それって日本では年齢とともに給与に対する仕事量のコスパが良くなるってことでもあるよね。現実的にせっかくコスパが良くなってきたところでそれを放棄することってなかなか難しいよ。

マッケイ

ミク
もちろんそうはなりたくはないって思うけど、実際にそうなったら抜けられないかも。。。
子供にも一番お金がかかる頃で生活コストも上昇しているからなおさらじゃない?

マッケイ

ミク
確かに。。
(ちなみに、マッケイの会社も若い人間は深夜まで作業し、40-50代は18時に帰る人間もいます。)
「自由」を得るということは、実は確固たる「意思」が必要なんです。
そして、この意思を貫くことは「お金を貯めること」よりもよっぽど難しいのです。
それでもFIREを目指したい方、先を読みましょう。
FIREを構成する3つの要素
ミクはFIREをするには何をすればいいと思う?

マッケイ

ミク
コツコツお金を貯めることが一番重要だと思うけど。
それは入金力のことだね。それ以外にも重要な要素があるんだ。

マッケイ
FIREを目指すに当たって、まず重要なのは「入金力」です。(言うまでもありませんが)
毎月10万円貯めれる人と毎月100万円貯めれる方とでは当然FIRE達成までの道のりは全然違いますね。
FIREを構成する3つの要素
入金力+節約力+資産形成力(現実的な運用利回り)
FIREを目指すほとんどの方は現在労働者であり、収入のベースは給与収入の場合が多いです。
給与収入の場合は、自身の給与は他人が決めているので、入金力には上限があります。(上限を自分でコントロールできない)
おそらくFIREまでの目標年数に入金力に掛けたとしても、到底目標額に及ばないでしょう。
そこで、ある程度自分でコントロールできる要素が「節約力」「資産形成力」です。
(節約力)
格安SIM、ポイント投資、節税(iDeCo、保険控除)等
(資産運用利回り)
高配当株、成長株、海外ETF、債券、クラウドファンディング 等
節約についてはこちらの記事を見てみましょう。
節約と資産形成は、入金力とは異なり自身の裁量でコントロールできるため、FIREするためには入金力は当然のこととして基本的にはこの2つに注力します。
入金力を高めるためにはどうすべきか
入金力をあげるための方法は実はシンプルです。
・本業の収入を上昇させる
・別の収入を作る(副業)
どちらかしかありません。

ミク
ちなみに、配当収入は入金力にカウントするの?
カウントしてはいけないよ。なぜなら、それは既存資産が膨らませた「資産」にすぎず、計算上複利運用利回りのベースになっているものだからなんだ。

マッケイ
本業の収入を上昇させることはとても重要ですが、労働者が故に上昇ペースや上限が決まっており、もちろんFIREすれば本業収入はゼロです。
そこで、FIRE計画には社会的にも今後さらにオープン化されるであろう「副業」が重要になります。
FIREに向く副業=ストック型
ブログ運営、YOUTUBE運営、アフィリエイト 等
FIREに向かない副業=労働集約型 and フロー型
UBER EATS、ティッシュ配り、せどり 等
目先のお小遣い稼ぎであれば労働集約型でも良いですが、FIREを決意したらできる限り初期段階でストック型の副業を開始することをオススメします。(副業に関しては別記事で詳しく考察します。)

ミク
デイトレって副業になるの?
ノウハウの蓄積であったり、短期的な収入の積み重ねという点では副業になり得るよ。ただ、デイトレは資産形成とは全く別物だという認識が重要で、場合によっては資産自体が減る可能性もあるから注意しよう。

マッケイ
実は、労働者ができるストック型の副業って限られているんですよね。
まとめ
今回はFIREについて、初動段階の基礎知識を綴ってみました。
「入金力」
「節約力」
「資産形成力」
この3要素がFIREへの第一歩であはあるものの、本当にFIREするには、まずは断固たる覚悟が必要であることがご理解頂けたと思います。
次回は、具体的にどのような計画の上でFIREまで持っていくかを綴ってきくので乞うご期待!!