こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
以前にクラウドファンディングの概要をまとめた記事を書きましたが、今回はその中で株式型クラウドファンディングについて解説します。

実はクラウドファンディングの中でも地味にアツいのが株式型クラウドファンディングで、この分野は今後間違いなく伸びると考えています。
2020年マッケイが最も注目している投資分野です!
マッケイもソーシャルレンディングは「クラウドバンク」を通じてやっていて、かなり太鼓判を押したばかりなんですが、今年中には株式型クラウドファンディングにも乗りだそうと思っております。

クラウドバンクのようなソーシャルレンディングが手堅い資産運用だとしたら、株式型クラウドファンディングは「夢を買う」ようなものです。
ソーシャルレンディングに小慣れてきて、少し「夢」「刺激」が欲しい方は株式型クラウドファンディングがオススメです。 それではいきましょう!
株式型クラウドファンディングとは

株式型クラウドファンディングって、ソーシャルレンディングとは違うの?

仲介会社であるクラウドファンディング会社(ソーシャルレンディング会社)が投資家を募って、その資金を企業に提供するという意味では根本的なスキームは似ているよ。

じゃあ、どういう点が違うのかしら?

企業への資金提供の仕方が大きく違うんだ。ソーシャルレンディングは企業にお金を「貸し出す」けど、株式型クラウドファンディングは企業に「投資する」んだよ。
株式型クラウドファンディングのメリットとは

株式型クラウドファンディングでは、投資家から集めた資金を成長性の高い会社に投資ししてリターンを得ることで成り立ちます。
株式型クラウドファンディング会社が、投資家から集めた資金を未上場企業へ投資をしてその企業の株式の一部を取得し、将来的に株式の売却やIPOをすることで投資回収し投資家へ還元します。
個人投資家の主な投資メリットは
また、資金調達をするベンチャー企業川のメリットは
ベンチャー投資というのは今まで非常に規制が厳しくなかなか個人の投資家が投資できるような代物ではなかったんですよね。
流動性最強に低いし倒産する企業の方が圧倒的に多いわけで、特別な業界経験や知識、人脈が必要なわけです。
だいたい、このようなベンチャー企業の投資家は
・独立系ベンチャーキャピタル
・事業会社(コーポレートベンチャーキャピタル含)
・エンジェル投資家
でほぼ占められいるわけです。

エンジェル投資家ってどういう人なの?

自分で起業した会社を売却したりして多額の資産を成した人たちのことだよ。このような人は数億〜数十億の資産があって、過去の経験値や株式売却までのノウハウ、人脈を持ち合わせているから個人投資家ではありながらも、少し特殊な存在なんだ。
株式型クラウドファンディングを通じて、一般の個人投資家(エンジェルではない)でも未上場企業へ投資する門戸が大きく開かれたってわけですね。
一方、ベンチャー企業にとっては単純に資金調達手段が増える点がメリットです。
また、細かい点では、株式型クラウドファンディングの投資スキームはベンチャーキャピタルと比べ簡素なので投資実行までのスピードが早い点もメリットになります。
特に、景気が悪い時はベンチャーキャピタルは投資金額を絞る一方、株式型クラウドファンディングは安定的な資金供給ができることも今後期待されています。
スタートアップベンチャー投資の魅力とは
リターンの爆発力がすごい
スタートアップベンチャー投資の最大の魅力は、なんといってもリターンの爆発力です。(もちろん可能性は低いですが)
米国のベンチャー企業に投資をしていたら今どうなっているかというと
マイクロソフト(1986 IPO後):1000ドル⇨約140万ドル(1400倍!)
グーグル(2004 IPO後):1000ドル⇨約2万2000ドル(22倍!)
アマゾン(1997 IPO後):1000ドル⇨約86万ドル(860倍!)
ネットフリックス(2002 IPO後):1000ドル⇨32万ドル(320倍!)
米国だとこんなレベルですwwww
アマゾンなんて、この当時は日本では誰も知らないし、つい10年ちょい前はただの「ネットの本屋さん」としか思われていなかったですから、すごいものです。
米国は未上場時から投資額のレベルが違うので日本ではまずこのようになることはないでしょうが。 ちなみに上記は上場後に投資した場合ですからね。
株式型クラウドファンディングはもちろん上場後ではなく、シード・アーリー期(設立間もないor数年)から投資をするわけなので、国内でもリターンが出る際には数十倍以上になる可能性も十分にあると言えます。
将来有望な企業を初期段階から応援できる
これは投資家妙味に尽きるところです。
ベンチャー投資はリターンだけ狙っていても実な何にも面白くないんです。
なぜなら、投資先の多くは投資回収できない可能性が高いからです。
エンジェル投資家もリターン狙いよりはむしろ応援しながら楽しんで(?)投資をしている型の方が多いくらいです。
100%リターン狙いではうまくいかない理由は、
・投資先のほとんどが投資回収できない可能性が高い
・リターンを得るまで数年はかかる
・投資中の「株価の値動き」「分配金」など目に見えるものがない
株式型クラウドファンディングは、ベンチャー投資をシンプルに楽しめる人が向いてるんだね。
その通り!将来的な大きなリターンの可能性を秘めたまま、純粋に自信が選んだ企業が成長して世の中に影響を与えていく姿を見れるのが一番のポイントだね。
株式型クラウドファンディングのデメリット
株式型クラウドファンディングは、投資が成功した際のリターンは大きくなる可能性がある一方、投資成功率は低いと言えます。
特に、株式型クラウドファンディングは投資金額が1社あたり1億円までと決めれているため、投資対象企業は主にシード・アーリー期(創業期〜数年)に絞られます。

シード・アーリー期だと問題があるの?

ベンチャー投資の中でもハイリスクハイリターン投資であるということだよ。投資回収が極めて難しい分、1社あたりのリターンはとても大きくなる場合が多いんだ。
国内では将来有望な分野でありながら、まだ未整備な分野でもあり投資回収事例が少ない点も挙げれれます。
ベンチャー投資は5〜10年レベルでの投資期間が必要であり、今までの資金調達企業が現在どのようなステージにいるのかは不透明です。
ただ、海外(アメリカ・イギリス)では、EXIT事例も出ているため国内でも今後株式型クラウドファンディングを用いたIPOや株式売却事例が出てくるのは時間の問題でしょう。
マッケイオススメ!株式型クラウドファンディング会社

株式型クラウドファンディング業者は国内ではまだ少ないけれど、優良な会社が増えてきているよ。
特にオススメなのが「ファンディーノ」と「イークラウド」だよ。投資実績や案件が豊富なファンディーノに対して、イークラウドは元ベンチャーキャピタリストが代表を務める新鋭の企業なんだ。
会社名 | 株式会社日本クラウドキャピタル |
設立 | 2017年 |
事業内容 | 株式投資型クラウドファンディングサイト運営 |
特徴 | ・国内初の株式投資型クラウドファンディングサイト ・(累計成約額)約32億 ※2020/6現在 ・(EXIT実績)あり |
会社名 | イークラウド株式会社 |
設立 | 2018/7 |
事業内容 | 株式型クラウドファンディング運営 |
関連会社 | XTech株式会社 株式会社大和証券グループ本社 Fintertech株式会社 |
2020年の現状では、株式型クラウドファンディングサイトは「ファンディーノ」と「イークラウド」が信頼できて面白そうです。
