こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
今回は、つい先日開始されたクラウドファンディング界隈で話題の新鋭株式型クラウドファンディング「イークラウド」の評判と投資におけるメリットデメリットをまとめてみます。
株式型クラウドファンディング・イークラウドとは
サービス名 | イークラウド |
投資種類 | 株式投資型クラウドファンディング |
投資ロット | 10万円前後〜 ※案件による |
想定リターン | 〜数十倍 ※案件によりブレが大きい |
手数料 | 口座開設、取引ともに無料 |
特徴 | ・大和証券による出資 ・経営者が元ベンチャーキャピタリスト ・次世代スタートアップ企業(未上場株)に投資可能 |
会社名 | イークラウド株式会社 |
設立 | 2018/7 |
事業内容 | 株式型クラウドファンディング運営 |
関連会社 | XTech株式会社 株式会社大和証券グループ本社 Fintertech株式会社 |
イークラウドは、イークラウド株式会社が運営している株式型クラウドファンディングサービスです。
イークラウド株式会社は2018年に設立されたまだ新しいスタートアップですが、実は衝撃的に優れた会社なのです。
イークラウド特徴① 親会社Xtechの存在感が大きい
イークラウド株式会社は株式会社Xtechの子会社で元サイバーエージェントの西條晋一氏が2018年に立ち上げた会社です。
西條氏はスタートアップ業界ではとても著名な方で特にベンチャー投資においては抜群のトラックレコードを誇ります。
また親会社であるXtechは、親会社として数多くのスタートアップ企業の立ち上げを支援し、自らもM&Aに取り組むなどグループとしての規模を着実に拡大しており、イークラウドも株式型クラウドファンディング事業を行うための戦略的子会社の一つと言えます。
ベンチャー投資における人的ネットワーク及び実績は業界随一でもあり、そのような人物が親会社代表として案件に関わっているのはとても信頼性が高いと言えます。
イークラウド特徴② 大和証券からの出資

イークラウド株式会社は2018年設立と比較的若い企業でありながら、大和証券グループのフィンテック専門子会社 Fintertech株式会社から1億8,500万円の出資を受けています。
設立初期の段階でこのような大型の出資が受けられることは稀ですが、ここもおそらく親会社代表の西條氏の人的ネットワークや実績、イークラウドへの期待値の現れと言っても良いでしょう。
イークラウド特徴③ 社長が元ベンチャーキャピタリスト

イークラウド代表の波多江氏は元ベンチャーキャピタリストです。(以下略歴)
慶應義塾大学法学部卒業後、サイバーエージェントに入社。広告代理部門、スマホメディア、オークション事業立ち上げ、子会社役員等を経て、サイバーエージェント・ベンチャーズで投資事業に従事。その後XTech Venturesにてパートナーとして、VR・SaaS・モビリティ・HRTech・シェアリングエコノミー・サブスクリプションサービス等への投資実行を担当。2018年7月にイークラウド株式会社を創業、代表取締役に就任。
【引用元】イークラウド株式会社HPより
マッケイ的には、株式型クラウドファンディングは案件の良し悪しで全てが決まると思っていて、個人投資家は自ら案件をソーシング(探し出すこと)できないため、そこはサービスサイトを信頼するしかありません。
内部の人間がベンチャー投資実績の豊富な元ベンチャーキャピタリストであることは当然メリットになり、特にイークラウドの場合は
・親会社西條氏の抜群のベンチャー投資実績や人的ネットワーク
・イークラウド社長波多江氏の豊富な投ベンチャー投資実績
・グループにベンチャーキャピタル(Xtech ventures)を保有
・親会社はスタートアップ企業の成長支援に特化
もはや、株式型クラウドファンディング成功における3種の神器を飛び越えて4種の神器となっております。
マッケイの期待値も完全に振り切っている状態です。(もちろん個人的にです)
イークラウドへの投資におけるメリット
イークラウドは株式型クラウドファンディングです。
株式型クラウドファンディングの詳細についてはこちらの記事で確認しましょう。

株式型クラウドファンディングのメリットをまとめると、
大きくはこの2点です。
特に、未上場ベンチャーへの投資は独自の人的ネットワークや経験、資金力が必要で一個人が簡単に投資できるようなものではありません。
したがって、株式型クラウドファンディングは従来個人では投資ができなかったこの領域に少額から投資ができるようになったとう点でとても画期的なサービスなのです。
また、ベンチャー投資の最大のメリットはなんと言っても株式売却 or IPOによるリターンです。
特に株式型クラウドファンディングで扱う案件は、いわゆるメガベンチャーではなく「シード・アーリー期」のベンチャー企業へ投資するため、ベンチャー投資の中でもさらにハイリスクハイリターンの部類です。
シード:起業前
アーリー:起業直後
シリーズA:事業開始前後のステージ
シリーズB:事業成長ステージ
レイター:株式上場射程圏内ステージ
シード・アーリー期の会社に投資をするベンチャーキャピタルの場合、ファンド全体で〜10年で5倍程度のリターンを期待するイメージになります。
現実的にはほとんどの会社では投資額を回収できないため、1社あたりでは50倍〜100倍近くのリターン(ホームラン案件)を狙う投資です。(1社あたり50倍〜100倍を狙いにいき、ほとんどの会社では回収ができないが、何社かがホームラン案件となりファンド全体で5倍リターン程度を期待するイメージ)
これを個人投資家に落とし込むと、当たれば数十倍〜百倍になる可能性も秘めている夢のある投資かがよくわかりますね。
イークラウド投資のメリットをまとめると
・元ベンチャーキャピタリストが厳選した未上場案件に投資ができる
・グループにベンチャーキャピタルを保有しており、投資実績が豊富
・大手証券会社出資による安心感、信頼感
・全案件で株主間契約を締結
となります。
特にすでにグループ会社Xtech venturesで投資実績が豊富にあり、そのネットワークや知見を全て引っさげて来ているアドバンテッジは期待値として抜群です。
全案件で株主間契約を締結
投資をする上で特に重要なので触れておきます。
株主間契約とは複数の株主が会社運営における特定事項に同意を行う契約個人投資家は少額でベンチャー企業の株主になれるというメリットがありますが、ベンチャー企業側からすると「株主が多すぎる」ことが併せてデメリットになります。
株主総会や管理コストについてはオンラインを活用してコスト削減に励むだけですが、問題は③です。
仮に個人株主が200人いて将来的に株式売却(M&A等)の話がでた場合、200人全員の合意を取ることは難しいことは容易に想像できます。
大多数の株主は株主売却による利益確定を望んでいるのに、少数の株主がさらなるリターンを狙ってホールドを希望したら株式売却の話が一向に前に進みません。
この規模の株主全員が特定の重要事項に全会一致するなどほぼあり得なく、仮に株主間契約がなければ一向に株が現金化できないor買収案件の破談ということにもなり兼ねません。
イークラウドでは全契約に株主間契約を電子締結しているので、少数株主によるこのようなリスクを低減させているのです。
イークラウドへの投資におけるデメリット
株式型クラウドファンディング投資は次世代のスタートアップ企業を応援しながら、大きなリターンも狙うことのできる投資ですが、一般的にはリスクの高い投資に分類されます。
投資回収率としては基本的に低いことを想定しておきましょう。
この考え方が必須です。
投資回収できない可能性が高い
投資先は有望ベンチャー企業と言いながらも、基本的には売上も人的リソースも不安定な赤字企業です。
したがって1社のみでは投資回収できない可能性の方が高く、複数案件に分散投資が必要です。
流動性が限りなく低い
ベンチャー投資はリターンを得るのにとても時間のかかる投資で、投資資金回収まで5年前後かかる場合も多くあります。
その間はもちろん資金回収(解約)できないので、個人投資家の場合は余裕資金の中の余裕資金で運用することが重要です。
投資回収事例がほとんどない
個人的には、2020年が株式型クラウドファンディング元年ではないかと思うほど、歴史の浅い投資手法です。
したがって運営会社自体も若く、そもそも投資期間も長いため、業界内でも投資成功事例があまりないのが実情です。
しかし、海外ではすでに多くのIPO事例も出ており日本でも今後日本も成功事例が増えるとさらに株式型クラウドファンディングは盛り上がることでしょう。
イークラウドの評判は?
イークラウドは2020/7に初めて第1号案件を出しているため実績という面では乏しいですが、やはりバックグラウンドも良く投資家からかなり期待されており評判も上々のようです。
イークラウドへどうやって投資するの?

図イークラウドの案件に出資をするためには、口座開設が必要になります。(もちろん無料)
マッケイも口座開設をしましたが、とにかくシンプルで分かりやすく本人認証もeKYC採用でめちゃめちゃ楽&超速です。
案件はもちろんながら、このような迅速なカスタマサービスが提供できている点も好感が持てます。
投資家登録後は最短即日で投資ができるため、まずは口座開設から始めてみましょう!

株式型クラウドファンディングはリスクの高い投資先になるので、しっかり検討した上で投資をしよう!投資は自己責任でお願いしますっ。
