こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
前回の記事では、ウェルナビが向いている人の特徴5選と題してウェルスナビの特徴とどのような人が向いているのかを説明しました。
今回は、ウェルスナビのデメリットと向いていない人の特徴をまとめました。

ウェルスナビって自動で運用してくれて楽だし、リバランスもしてくれるから向いていない人なんていないような気がするんだけど。

確かに、便利なサービスではあるけれどももちろんデメリットもあるから、途中で辞めることのないように投資前にしっかり確認しておこう!
ウェルスナビ・デメリット1. 運用手数料が割高
ウェルスナビのような投資一任型ロボアドバイザーの多くは運用手数料が年間1%かかります。
投資初心者の方は、この1%が高いのか安いのかよくわからないという方もいるでしょう。
そこで、つみたてNISA銘柄で常にトップランクに入るeMAXIS Slimシリーズや、実際にウェルスナビで提案されたETFの経費率を見てみましょう。
【eMAXIS Slim信託報酬】
eMAXIS Slim先進国株式:0.1023%
eMAXIS Slim米国株式:0.0968%
eMAXIS Slim全世界株式:0.1144%
eMAXIS Slim8資産バランス:0.154%

【ウェルスナビ運用先海外ETF経費率】
VTI:0.03%
VEA:0.05%
VWO: 0.1%
AGG: 0.05%
GLD: 0.4%
IYR: 0.4%
海外ETFの運用手数料が0.03%〜0.4%であり、これにウェルスナビの運用手数料1%が付加されるので、単純に運用コストで考えた場合はeMAXIS Slim等の低コストインデックスファンドで運用した方が運用効率は良くなります。

ウェルスナビでは自動リバランス機能や機動的な運用割合変更ができるから運用手数料はその対価とも言えるね。

ウェルスナビ・デメリット2. NISAが利用できない
ウェルスナビはNISAを利用できません。
特につみたてNISAは20年間で800万円分の投資額に対して非課税で運用が可能なので、長期つみたて運用においてはとても大きな税制メリットがあります。

前にNISAが使えるロボアドバイザー投資もあるって言っていなかった?
投資一任型ではなくて、アドバイス型ロボアドバイザーであればNISAを利用することもできるよ。
【アドバイス型ロボアドバイザー】
年収やリスク許容度を入力すると、ポートフォリオの提案のみを行うサービス。実際の購入やリバランス等は原則ユーザー自身で行う。(例:マネックス証券:マネックスアドバイザー、SBI証券:SBI-ファンドロボ 等)
【投資一任型ロボアドバイザー】
ポートフォリオ提案から、実際の運用、リバランスまで全自動で行うサービス。(例:ウェルスナビ、THEO 等)
アドバイス型ロボアドバイザーは、自分の年収や投資意向を入力することでその証券会社が取り扱う膨大な投資信託銘柄の中から最適な投資信託を選んでくれて運用割合まで決めてくれるサービスです。
買い付け後の運用管理は自分で行う必要がある反面、運用手数料が割安なファンドで運用することができます。
ウェルスナビデメリット3. 自動リバランスがアダとなる場合がある
自動リバランスとは、株式が上昇して債券が下落した場合にポートフォリオ上の資産割合が当初の割合になるように値上がりした株式を売却し値下がりした債券を購入することです。
この自動リバランスはとても便利な反面、せっかく上昇している銘柄を売却して上昇していない銘柄を購入するという逆張り戦略を自動的に行うものでもあるのでマーケットの波にうまく乗れない場合があります。
リバランスの詳細については下記の記事を参考にしましょう。

ウェルスナビデメリット4. 投資知識が身につかない
ウェルスナビは運用を完全自動化した便利なものなので、運用状況や運用の中身、そしてマーケット等を全く見ることなく何年も放置する方がとても多いです。(実際に見たところで何かできるわけではないので、それが売りではあるのですが。)
したがって、マーケットの状況に合わせてポートフォリオの最適化をしてくれるウェルスナビは便利な反面投資知識が身につきにくい投資でもあります。
ウェルスナビデメリット5. セクター別投資ができない
あまり細かい投資方針を持っていない方であれば問題ありませんが、ウェルスナビはセクター別に投資ができないこともデメリットの一つです。
例えば、米国IT系や医療系株式、割安株式、社債投資など一つの分野にフォーカスした投資には向きません。
ウェルスナビではあくまでも、マーケット全体を追いかける長期投資となります。
ウェルスナビに向いていない人まとめ
【ウェルスナビに向いていない人まとめ】
・NISAを利用したい方
・運用手数料を安く抑えたい方
・自身の裁量で柔軟にポートフォリオを組み替えたい方
・イチから長期投資を勉強していきたい方
もしウェルスナビを検討しているけれども上記4つの項目の一つでも当てはまる方はウェルスナビではなく、証券会社で口座を開設し、年間40万円までつみたてNISAを始めてみることをお勧めします。
マッケイオススメの楽天証券では、低コストインデックスの代表格eMAXIS Slimや大人気ETF投資信託の楽天全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)までつみたて投資に必要な銘柄は全て網羅しています。


楽天証券だと楽天ポイントがついたりするの?

楽天カードを使って楽天証券でつみたてNISAをすると、積立金額100円につき1ポイントがもらえるからとてもお得だよ。

積立するだけで、積立額の約1%がポイント還元されるなんてすごいわ。それだけで、運用コストがペイどころかお釣りがもらえるくらいね。

考え方によってはその通りだね。向き不向きをしっかり検討して、自分にとって最良な長期投資を実現しよう