MENU

クリーンエネルギー銘柄の将来性とオススメ投資法を考察【2021年激アツセクターか】

2021 1/18
クリーンエネルギー銘柄の将来性とオススメ投資法を考察【2021年激アツセクターか】

2020年は株式マーケットにとっては激動と一年となりました。

新型コロナの影響で3月にはS&P500は30%近く下落し、歴史的な大不況が訪れると予想した投資家が多かった中、むしろ歴史的な世界的金融緩和、そしてリモート生活の加速によりAMAZONやZOOM等リモート関連銘柄が爆発的な上昇を見せました。

また、仮想通貨マーケットにとっても2020年歴史が変わった年であり、ビットコインの価格は3倍以上の価格で1/3現在はなんと330万円という価格で取引されています。

一方、米国グロース関連銘柄やビットコインが脚光を浴びる中それらと同レベルの歴史的上昇を続けているセクターがあります。

それが、「クリーンエネルギー」です。

2020年年間騰落率
【米国株式市場代表】米国S&P指数 +15%
【 米国新興市場(IT含む)代表】NSDAQ総合指数 +40%
【仮想通貨代表】ビットコイン(USD)+455%
【リモート関連銘柄代表】Global X Cloud Computing ETF (CLOU)  +174%

【クリーンエネルギー代表】iShares Global Clean Energy ETF(ICLN) +236%


クリーンエネルギー関連銘柄の代表格とも呼ばれているETFであるiShares Global Clean Energy ETF(ICLN)の価格は現在(1/3)現在28ドルをつけており、なんとビットコインに次ぐ上昇を続けています。

2020年は特にリモート関連銘柄を中心とした米国グロース株式に脚光が浴びましたが、地味ながらそれ以上に上昇をしていたのがクリーンエネルギー銘柄なのです。

ビットコインやグロース株と比べてインパクトの薄いクリーンエネルギーがこれだけの上昇を見せ、さらに2021年以降もホットな銘柄となりうると考えられているのでしょうか。

クリーンエネルギーが上昇を続ける理由は大きく分けて3つあります。

  1. トランプ氏失脚による伝統的エネルギーへの緩和策が抑制
  2. バイデン氏により大規模(2兆ドル規模)のインフラ投資
  3. 世界的なESG投資への高まり

トランプ氏はもともと自身が不動産で財を成した富裕層なので、施策自体は富裕層に比較的優しい施策を打ち出してきました。

その中でも、石油・シェールガス・石炭産業にはとにかく優しく、世界的には二酸化炭素排出を制限していく中トランプ氏は2017年にパリ協定からの脱却を決定したり、二酸化炭素排出規制関連の緩和に動き出しました。

前任オバマ大統領の真逆をいく施策に打って出たわけですが、今回バイデン体制になったことでこれらが正常化され、米国も世界とベクトルを合わせ伝統的エネルギーからの脱却、そして代替エネルギー(クリーンエネルギー)への投資が注目されているわけです。

それに伴い、バイデン氏は4年間で2兆ドルを投資する環境政策を発表しています。

伝統的エネルギーから脱却すべく太陽光や風力発電、電気自動車等への投資、税制優遇措置、蓄電技術や水素燃料、原子力等のテクノロジー分野にまで巨額の資産を投資し技術刷新を行うわけです。

このようなクリーンエネルギーへの巨額投資の背景には、世界的なESG投資への関心の高まりがあります。

ESGとは
環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの。従来の売上や利益という財務諸表上の観点だけでなく、この3つのキーワードが今後企業の長期的成長を支えるという考え方。

すでにお分かりの通り、「E」の部分がクリーンエネルギーに繋がります。

社会全体が、そして各国政府がより一層ESGへの目を厳しくし、この分野への意識が低い企業は長期的には儲からない構造になっていき、サスティナブルを失い衰退していく(投資家側からすると長期投資に向かない銘柄となる)わけです。

そこに対して米国政府が巨額投資&税制優遇をしていくわけなので、当然各企業はここぞとばかりに自社への環境投資を積極的に行うわけです。

ただ、エネルギー関連は投資対象として今まであまりに成績が悪く多くの人が避けてきたセクターでもあるため、全体的にクリーンエネルギー関連銘柄への知識も他セクターと比べて乏しいく、ビジネス構造も複雑で正直理解が難しい分野とも言えます。

そこでマッケイがオススメする投資はクリーンエネルギー特化型ETF投資です。

クリーンエネルギー関連銘柄は大型株から小型株まで数多くの銘柄が存在し、それらの銘柄の特徴を把握し自信を持って投資をするのはエネルギー投資の専門家でもない限り個人投資家にはとても難しいです。

ETFではその中から30銘柄〜90銘柄ほどピックアップして投資がされているためクリーンエネルギーセクターに特化した分散投資が可能で、経費率も1%以下と特化型ファンドの中ではとても安いコストでクリーンエネルギーに長期投資ができるメリットがあります。

ちなみにマッケイは全方位投資戦略として今年はクリーンエネルギー分野に投資をしようと思っていますが、投資をするなら正直個別銘柄に投資は考えておらずETFへの投資一択です。

ETF自体の数も米国グロース関連ETF等と比べても多くはなく、ETF感で重複する個別銘柄も多く存在するため、次回は個人投資家が投資をできるクリーンエネルギー関連ETF・iShares Global Clean Energy ETF (ICLN)
Invesco Global Clean Energy ETF (PBD)
First Trust NASDAQ Clean Edge Green Energy Index Fund (QCLN)
Invesco WilderHill Clean Energy ETF (PBW)
ALPS Clean Energy ETF (ACES)


あたりをまとめ形式で紹介して行こうと思います。

あわせて読みたい
一度は持って置きたい米国IT系オススメETFまとめ10選【パフォーマンスも一挙公開】
一度は持って置きたい米国IT系オススメETFまとめ10選【パフォーマンスも一挙公開】コロナショックの3月以降米国株がうなぎ上りに上昇を続けており、特にナスダックは3月の大暴落から一転リモート関連銘柄や巣ごもり関連銘柄を中心に爆上げしている状況...
あわせて読みたい
海外ETF投資のデメリット5選まとめ【初心者はやらない方がいい?】
海外ETF投資のデメリット5選まとめ【初心者はやらない方がいい?】マッケイは最近米国グロース株をを買い進めており、前回GoodRXという米国株の将来性についての記事を書きました。https://www.money-bang.com/goodrx%ef%bc%88gdrx%ef%b...
目次
閉じる