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ドル建て終身保険を検討している方必見、意外と知らないドル建て終身保険の裏と表(表ver.)

2020 4/20
ドル建て終身保険を検討している方必見、意外と知らないドル建て終身保険の裏と表(表ver.)

皆さんは保険に入っていますか?最近では日本でも低金利状態が続いており、円で運用する従来の保険が日の目を見なくなり、金融機関もこぞって外貨建て保険を販売するようになりました。

おそらく銀行で、「安定的な運用がしたい。」というとまずもって出てくるのが外貨建て保険です。勧められて購入しようかどうか悩まれている方が多いのではないでしょうか。


現在(2020年4月)は外貨建て保険といってもほぼ通貨としては米ドルであることが多いです。保険というのは保険会社が公社債をメインに運用しているため、市場の金利に敏感に反応します。

つまり、ポートフォリオ運用という面では「外貨建て公社債」を保有しているというイメージに近くなります。


特に外貨建て保険で有名なのが、米国ドル建て終身保険(PGF生命・プルデンシャル生命)やドルスマート(メットライフ生命)、米国ドル建てリタイアメントインカムPG(PGF・プルデンシャル生命)、ジブラルタ生命あたりもメジャーですね。


保険は一度加入したら長期に渡って付き合っていくものなので、本当に自身にとって必要なものであるのかをじっくり考えてから契約しましょう。


ここでは外貨=USDというスタンスで、米ドル建て保険を保有するメリットを紹介します。

目次

利回りが良い(円建て保険と比べて)


これこそが外貨建て保険を加入する最大の理由の一つです。ハイパフォ投資の原則は、長期複利運用が原則です。その原則に則った場合、この世界的な低金利の中、年利◯%の単位で(加入時予定利率による)で運用ができる商品は非常にメリットが高いと言えます。

死亡保障が大きい


終身保険を検討している方は、死亡保障も重要視している方も多いはずです。死亡保障は原則将来的な金利分から割り引いて計算されているものなので、通貨の金利が高ければ死亡保障額も大きくなるのが一般的です。

つまり、円よりも米ドルの方が現在金利が高いため必然的に死亡保障も高くなります。逆の言い方をすると、一定の為替リスクを許容すれば、同じ死亡保障額であれば米ドル建ての方が保険料は割安になるケースが多いです。

おそらく、円建て終身保険しか加入されたことのない方であれば想定以上の死亡保障額に心揺らぐ方もいるのではないでしょうか。

固定利率で超長期積立運用が可能


基本的に終身保険であれば解約をしない限り積立部分に対して複利で予定利率が乗ります。また、保険は設計自体が超長期での想定をしていますので、10年以上場合によっては30年でも40年でも置いておくだけで複利運用が可能になります。

そして現行のドル建て終身保険は固定利率のものが多く、一部変動利率のものであっても最低利率を保証しているものが多いため、将来自身が複利運用してどれくらい増やすことができるかを加入時に想定することができます。(裏でお伝えしますが、もちろん米ドルであればの話)

固定利率(最低保証付き変動利率含)であれば今後米国の金利が低下したとしても契約時の金利を享受できることになるため、その場合にはいわゆる「お宝保険」として引き続き資産形成の一躍を担ってくれることでしょう。

強制的積立資産形成が可能

超長期に渡る積立は意外と難しいものです。ライフプランによって積立可能金額も減らしたり増やしたり変動しますし、自身の当たりもしないマーケット感で「今は円高だから買おう。」「円安だから止めよう。」と為替動向ばかり気になって機械的な一定額の積立が意外と難しい。

終身保険であれば毎年強制的に引き落としが入りますので、感情とは無縁に米ドル積立運用ができます。積立NISAと合わせれば、より良い積立ポートフォリオが完成するかもしれません。


保険を活用した通貨分散

通貨分散という考え方は非常に重要です。あなたは現在日本円でお給料をもらい、日本円で貯蓄をしているはずです。

でも、あなたの資産全てが日本円であるということは、あなたの資産を全て日本という国に全力投資している状態と同じです。

もし、日本が今後も高齢化社会が進み、労働人口がさらに減り、経済全体が縮小し、日本円の価値が下がり(円安)、物価がどんどん上昇していったら30年後の1万円は、今の1万円よりもっと価値が低いかもしれません。

そういう意味では日本円に資産を全力投資をするのではなく、日本円以外の資産(USDやEUR等)を保有することも資産運用とは別の「資産防衛」ができるというメリットもあります。(もちろん、通貨分散は保険でなくてもこれは出来るので、あくまでドル建て保険をきっかけとして、という話です。)


ここまでのポイントを踏まえるとどうやら外貨建て保険は本来の「保険」としての機能も得ながら、複利運用が可能になるので資産運用としても一定の効果はありそうです。
しかしながら、資産運用というのは「運用効率」という観点も非常に重要になります。

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