前回の記事では、銀行メインで運用していくか証券会社メインで運用をすべきか、そして、リアル証券会社とネット証券会社のメリットデメリットを紹介しました。
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ハイパフォ投資家になりたいのであれば、とりあえずはネット証券を開設しようという結論ではありますが、一括りにネット証券といえどネット証券自体は数は多く存在します。
ざっとあげるだけでも「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「松井証券」「GMOクリック証券」など聞いたことのある証券会社も多いのではないでしょうか。
ここでは、ランキング形式で証券会社を比較するのではなく、あくまでも「ハイパフォ投資家になるために」という限定的な観点から、個人的意見も交えてお伝えすることにしましょう。
もちろん各証券会社で様々な特色があり、実際には現在どの銀行で取引しているかによっても、何をメインに運用するのかでも大きく変わってくきます。
しかし、ハイパフォ投資家になるためにはある程度選択ポイントは決まっており、以下の観点から証券会社を選ぶ必要があります。
株式・投資信託の手数料の安さ
これはすべての投資家にとって最も重要なポイントでしょう。
そして、投資信託においては「ノーロード(購入時手数料無料)&信託報酬が限りなく安い(1%以下)」のものでの運用が基本となります。
したがって、このような投資信託の取り扱い数が多い証券会社を選ぶべきです。
もしあなたが、個別株メインでの運用を希望しているのであれば株式委託手数料で比較するべきですが、上記に挙げた5社の手数料は誤差の範囲。ポイントは1日あたりどれくらいの売買を想定するか、1回あたりの購入金額を想定して選択することになりますが、ハイパフォ投資家を目指すには売買を繰り返すことなくじっくり保有する長期投資が基本であることは忘れてはいけないでしょう。
投資できるアセットクラスが一通り網羅されているか
投資は結婚に似ています。1年2年で終わるものではなく、一度扉を叩いたら下手すれば一生付き合うことになる相手になります。10年20年という長い年月の中では最適な投資先は刻々と変わり、もちろん自身の運用レベルによっても投資対象は変わってきます。
そこで、個人投資家のベースとなる投資先は、「個別株式」「投資信託」「国内外債券」「商品(金 等)」です。
投資初期では投資信託のみの運用であったとしても、今後「債券」「金」などのマーケットに参入しなければいけないタイミングがくるかもしれません。
そのような際に都度口座を開いていては管理が大変。そこで上記4つのアセットクラスには一通り投資できる証券会社を選択しておく必要があります。
意外と便利な銀行連携
これから長期的に資産形成をして行きたい投資家は投資資金がすでに確定しているものではなく、今後所得の一部から投資資金が増えていく方が多いはずです。
積立投資をするのであればさらに高頻度で投資資金を追加していくことになります。そこで、追加するのに毎回送金手続きをするのは非常に面倒。投資資金を入金するのに送金手数料を払うなどはもはや論外。
そこで、連携銀行口座からスイープできる(銀行口座に資金を入れておけば、自動的にそこから投資資金が引き落とされる設定)ができる証券会社は非常に便利言えます。
マッケイのオススメネット証券
実は上記3点を全て網羅しているネット証券はあまり多くありません。
特にノーロード&低信託報酬の投資信託ラインナップから言えば、「SBI証券」「楽天証券」あたりは圧倒しています。
この2社は他項目も全て網羅しているので、もし迷うようであれば「SBI証券」「楽天証券」がオススメです。さらに、この2社を比較するとなると、もうここはサイトデザインや投資情報の豊富さなどで好みによりますが、
・Tポイント & SBIネット銀行口座ホルダー ⇨ SBI証券
・楽天ポイント& 楽天銀行口座ホルダー ⇨ 楽天証券
のようなイメージで選択すれば良いでしょう。
最近では、貯めたポイントで投資ができたり(ポイント投資)、投資信託を保有するとポイントが貯まったりとポイント経済圏が加速し今後もこの流れは拡大していくと思いますので、ポイントの観点から選択しても良いのかもしれません。
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