マッケイは全方位型投資法を実践しており、現在は国債から金や米国株、仮想通貨まで幅広いポートフォリオで資産運用をしています。
その中でつみたてNISAや株式、ロボアドバイザー等は今までにも関連記事を書いていましたが、仮想通貨にあまり触れていなかったので今回はマッケイが保有する仮想通貨についてお話をします。
まず、マッケイの仮想通貨ポートフォリオですが、銘柄としてはビットコインとバイナンスコインがメインになります。
アルトコインは他にも複数持っていますが、割合としてはこの2銘柄で9割以上を占めるので他の仮想通貨は今後機会があれば紹介していこうと思います。
今回は、保有銘柄の中でも最も割合の大きいBNB(バイナンスコイン)について紹介していきます。

BNBってなに?

BNBはバイナンスという世界最大の仮想通貨取引所が発行している仮想通貨でバイナンスコインというんだ。

2017-2018年の仮想通貨バブル後も上昇しているの?

そうなんだ。ほとんどのアルトコインが仮想通貨バブル崩壊後は上昇できずにいる中、バイナンスコインは3年で60倍以上になっているんだ。

すごい!夢があるわねっ。
BNB(バイナンスコイン)の特徴
バイナンスコインはバイナンスという香港にある世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスが発行している独自コインです。
元々はイーサリアムをベースに作られたERC-20トークンでしたが、中央集権的な取引所からの脱却を目指して2019年4月にバイナンスチェーンに移行しBEP2トークンになりました。
また、分散型取引所である「BINANCE DEX」を展開しバイナンスをベースとした仮想通貨の上場も積極的に行っています。

少し難しいわ。。。

つまり、今まではイーサリアムというトークンをベースに発行されていたものを、今後はバイナンスがベースとして様々な仮想通貨をDEXの中で上場させていこうということなんだ。ざっくり言うと、仮想通貨界の主になろうとしているんだね。
バイナンスの将来性が高い3つの理由
世界最大取引所バイナンスでの取引手数料が割引される
バイナンスはコイン取り扱い数は200以上、1日の訪問者数が3200万人以上という2位の仮想通貨取引所に大きく差をつけた圧倒的世界No.1の仮想通貨取引所です。
そのため毎日膨大な取引が成立していますが、取引所内ではメイン通貨のビットコインではなく、バイナンスコインを保有しバイナンスコインで決済をすることで取引手数料が優遇されるというメリットがあります。
優遇幅は、保有期間が長ければ長いほど下落をしていく仕組みになっており、
1年目:50%
2年目:25%
3年目:12.5%
4年目:6.75%
5年目:0%
と年数に応じて低減する仕組みとなっています。
日本では仮想通貨取引への規制がとても厳しくあまり馴染みのない取引所ですが、世界的にはかなりメジャーな取引所で世界中の仮想通貨ホルダーはバイナンスを利用しています。
バイナンスを利用する仮想通貨ホルダーは当然手数料割引が受けられるバイナンスコインを保有する可能性が高いので必然的にバイナンスコインの実需ベースでの需要はバイナンスが成長すればするほど上昇していきます。
コインの価値をキープするバーン(焼却)がある
バーンとは、運営者であるバイナンスが利益の約25%を使ってバイナンスコインを定期的に買い取り、買い取った分のバイナンスコインを利用できなくする仕組みです。
当初バイナンスコインは2億枚発行されておりましたが、定期的に行われるバーンにより1回あたり100万枚〜300万枚(バーン総量は都度大きく変わる)程度バイナンスコインが減少していきます。
最終的には半分の1億枚になるまでバーンを継続する予定であるため、意図的に流通量を減らすことで価値の毀損リスクを減らしているのです。
焼却期 | 焼却量 | 日本円換算額 |
第1四半期 | 986,000 BNB | 2億円 |
第2四半期 | 1,821,586 BNB | 42億円 |
第3四半期 | 2,220,314 BNB | 31億円 |
第4四半期 | 2,528,767 BNB | 31億円 |
第5四半期 | 1,643,986 BNB | 20億円 |
第6四半期 | 1,623,818 BNB | 11億円 |
第7四半期 | 829,888 BNB | 17億円 |
第8四半期 | 808,888 BNB | 25億円 |
第9四半期 | 2,061,888 BNB | 39億円 |
第10四半期 | 2,216,888 BNB | 40億円 |
第11四半期 | 3,373,988BNB | 58億円 |

直近のバーンでは供給量の10%が焼却されているんだよ。

確かにこれだけ定期的に焼却されていれば価値の維持につながるわね。
バイナンス自体の成長性がとても高い
バイナンスコインは運営母体のバイナンスが今後どれほどの成長性を見せるかで将来価値が決まります。
バイナンスの時価総額は4300億円程度であり(2020/10現在)、国内企業と比較しても比較的規模の大きい企業ですがその成長スピードは他の企業と比べてとても早いことが特徴です。
2020/9にはバイナンススマートチェーンを発表し、独自トークンであるBEP2との相互送金を可能にしたり、遡ること2019/4には分散型取引所であるBINANCE DEXを発表しています。
BINANCE DEXはバイナンスの独自ブロックチェーンであるBINANCE CHAINで構築されており、中央集権型取引所と比べると小規模ではあるものの高いセキュリティ機能や比較的小規模な仮想通貨の上場(INICIAL DEX OFFERINGを含む)も期待されており、分散型取引所シェア拡大も期待されています。
バイナンスコインの値動き
バイナンスコインの値動きを見てみましょう。

2017年上場後、現在までで約60倍に価値が上昇していることがわかります。
特にバイナンススマートチェーン発表の2020/9以後は急速な右肩上昇を続けており、BINANNCE DEXを発表した2019/4以降の高値39.59に迫る勢いとなっております。
バイナンスコインはどこで買える?
残念ながらバイナンスコインは国内の取引所では購入することができません。
取引所であるバイナンスに口座を開き、国内仮想通貨取引所でビットコインを購入後、バイナンスへ送金することでビットコイン経由でバイナンスコインを購入することができます。
正直なところ、初心者にはかなりハードルの高い運用ではありますが、まずは国内取引所で購入できる仮想通貨で初めてみて、徐々に幅を広げていくことをお勧めです。
