コロナショックの3月以降米国株がうなぎ上りに上昇を続けており、特にナスダックは3月の大暴落から一転リモート関連銘柄や巣ごもり関連銘柄を中心に爆上げしている状況が続いています。
その恩恵に少しでも与りたいと思い、GAFAはもちろんのことズームやクラウドストライク等リモート関連銘柄等の米国グロース株に初めて投資をした方も多いと思います。
その反面、米国グロース株に馴染みがなく買い時がわからなかったり、何を買っていいのかもわからなかったりと米国グロース株事情を知らない人にとってはなかなかハードルが高いという難点もあります。
今回は、米国グロース株を購入できずにいる人のために、国内でも購入ができる米国グロース株で構成されているETFをパフォーマンス順に一挙公開します。(情報は記事執筆時点の情報になります。)
コミュニケーションサービスセレクトセクターETF(SPDR)
ティッカー | XLC |
設定日 | 2018/6/18 |
純資産 | 10,198.051Mドル |
経費率 | 0.13% |
分配利回り | 0.84% |
年間リターン | 23.45% |

XLCは通信関連やメディア、エンタメ関連の銘柄を組み入れたETFです。
NETFLIXが組み入れ上位に入っている他、T-mobileやベライゾンなどの通信大手が入っている点も特徴です。
グローバルXミレニアム世代ETF
ティッカー | MILN |
設定日 | 2016/5/4 |
純資産 | 99,005,013.93ドル |
経費率 | 0.50% |
分配利回り | 0.39% |
年間リターン | 26.02% |

MILNは米国の購買意欲の高いミレニアム世代(1980~2000)の嗜好によって恩恵を受ける企業をポートフォリオに組み込んだETFです。
上位組み入れ銘柄はミレニアム世代に馴染みの高い、決済関連のスクエアやペイパル、そしてアップル、イーベイが入っており、比較的フィンテック関連銘柄が多く含まれている他、アマゾンやFACEBOOKなど大型IT銘柄が中心となっています。
グローバルXフィンテックETF
ティッカー | FINX |
設定日 | 2016/09/12 |
純資産 | 738,416,016.47ドル |
経費率 | 0.68% |
分配利回り | – |
年間リターン | 31.84% |

FINXは米国フィンテック関連銘柄を組み入れたETFです。
スクエアやADYEN、ペイパル等の大型フィンテック銘柄から中小型株まで金融サービスに変革を起こす企業が勢ぞろいしています。
ishares グローバルテックETF
ティッカー | IXN |
設定日 | 2001/1/16 |
純資産 | 4,332.879Mドル |
経費率 | 0.46% |
分配利回り | 0.74% |
年間リターン | 46.50% |

IXNは、S&P Global Information Technology Sector Indexに追随する投資成果を求めるETFです。
主に大中株を組み入れており、米国のみならず世界中のテクノロジー関連銘柄に投資をしています。
バンガードインフォメーションテクノロジーETF
ティッカー | VGT |
設定日 | 2004/1/30 |
純資産 | 36,225.840Mドル |
経費率 | 0.10% |
分配利回り | 0.39% |
年間リターン | 48.62% |

VGTはMSCI US Investable Market Information Technology Indexに追随するリターンを出すことを目指しており、主に米国のIT、ソフトウェア他インターネット関連銘柄で構成されています。
SPDR テクノロジーセレクトセクターETF
ティッカー | XLC |
設定日 | 1998/12/22 |
純資産 | 33,120.813Mドル |
経費率 | 0.13% |
分配利回り | 0.86% |
年間リターン | 48.81% |

XLCはテクノロジー関連銘柄の中でも米国を中心とした大型〜中型株に特化したポートフォリオを組み入れています。
ETFの保有比率は時価総額法に基づいており、基本的には時価総額の高い銘柄が構成上位を占めます。
インベスコQQQトラスト・シリーズ1
ティッカー | QQQ |
設定日 | 1999/3/10 |
純資産 | 131.962億ドル |
経費率 | 0.20% |
分配利回り | 0.57% |
年間リターン | 50.16% |

QQQはナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指すETFです。
主にはIT関連が多いですが、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業も反映するIT関連ETFの中では最も有名なETFです。
グローバルXソーシャルメディアETF
ティッカー | SOCL |
設定日 | 2011/11/14 |
純資産 | 99,005,013.93ドル |
経費率 | 0.65% |
分配利回り | – |
年間リターン | 51.97% |

SOCLは世界のソーシャルメディア関連企業への投資を目指し、多くの方が知っているツイッターやスナップチャット、スポティファイなど有名どころが組み入れ上位銘柄に名を連ねます。
グローバルX AI&ビッグデーターETF
ティッカー | AIQ |
設定日 | 2018/05/15 |
純資産 | 94.571Mドル |
経費率 | 0.68% |
分配利回り | 0.70% |
年間リターン | 52.35% |

AIQはテクノロジーの中でもAIやビッグデーター関連銘柄に特化したETFです。
NVIDIAやSALESFORCE等の大型株から中型株まで幅広い関連銘柄をポートフォリオに組み入れており、BtoB企業が多く含まれている点が特徴です。
グローバルX クラウドコンピューティングETF
ティッカー | CLOU |
設定日 | 2001/1/16 |
純資産 | 1,249.484Mドル |
経費率 | 0.68% |
分配利回り | – |
年間リターン | 68.74% |

CLOUはアフターコロナ以降最も上昇したテック系ETFの一つであり、リモート関連銘柄を数多く含むETFです。
組み入れ銘柄はズームを筆頭にツイリオやSHOPIFYなど今年最も注目されている銘柄を多く含む点が特徴です。
まとめ
我々日本人にとって米国個別銘柄の選定や分析はとても大変ですが、上記のような分野別に多くの関連銘柄が入っているETFであれば幅広い分散をしながら比較的簡単に購入することができます。
ぜひ、お気に入りのETFを見つけて、気軽に米国グロース銘柄一括投資を始めてみましょう!

これらのETFは楽天証券で購入できるものばかりだよ。どれも比較的リスクの高い投資になるので、投資は自己責任でねっ。