今年に入っても仮想通貨市場が爆上がりしており、
「仮想通貨上がりすぎて、買いたいけど買う勇気がない。。。」
と思っている方は多いのではないでしょうか。
そのように思い続けて数週間数ヶ月のうちにさらに爆上げし、
「あの時高くても買っておけばよかった。。」
と思っている人も多いことでしょう。
また、逆に
「あの時売っていなければ。。。」
と思う方も多いのではないでしょうか。
なぜ、多くの方が仮想通貨投資においてこのような結果になるのでしょうか。
マッケイは以前から仮想通貨を幅広く保有していて、短期的に売却してものもありますが、その中には数倍〜数十倍になったものも多くあります。
そこで今回は、
- 仮想通貨を持ちきれない(すぐ売却してしまう)
- 買い時売り時が分からない
- どの程度ポートフォリオに組み込んでいいか分からない
このような悩みをお持ちの方向けに、マッケイなりの仮想通貨投資との向き合い方をお伝えします。
多くの人はなぜ、仮想通貨を買うことができないのでしょう。
なぜすぐに売却してしまうのでしょう。
その答えは主に「価値判断」という観点からお話することができそうです。
仮想通貨が100万円に達した時に高いと感じた方も多いのではないでしょうか。
200万円に達した時はどうですか?
500万円に到達した今は??
この世の多くのモノには相応の需給関係による価値があります。
例えば、りんご一つ1万円と言われれば誰もが高いと思うでしょうし、10円であれば安いと感じると思います。
そして多くの方は、100〜200円程度が相場だと考えます。(あくまでも現在の日本では)
我々は貨幣価値や需給関係に詳しくなくとも、日常生活における物価と自身の金銭事情を考慮し、ある程度価値判断ができるようプログラムされています。
ただ、素人には価値判断が難しいモノもあります。
例えば、株式投資です。
この記事を読んでいる方で、トヨタの株価(値段)をパッと見て高いか安いかを判断できる方はどれくらいいるでしょうか。
日常生活で購入することのないモノなので価値判断ができないのは当然ですね。
ただ、株式市場の場合はマーケットが大きく歴史も古いために、過去の歴史(経済情勢や物価)や企業業績から適正価値を割り出す理論が数多く存在し、少し勉強すればある程度の価値(マーケットバリュー)は把握でき、割安割高感をイメージしながら投資をすることは可能です。
特に現在はテクノロジーが進んでいるので、財務分析能力がなくても割安割高を教えてくれるサイトは山ほどありますね。
なので、株式投資の場合はある程度マーケットの動きを肌感覚で知ることができます。
例えば、暴落時に米国S&Pが10分の1になると思う方はいないでしょう。おそらくせいぜい50%前後のマイナスを想定される方が多いのではないでしょうか。逆に暴騰時も数年で10倍になると思う人はいないわけです。
つまり、我々が経済活動を行う上で多くの投資家は株式市場においてもある程度の肌感覚を持ち合わせいるのです。
もうお判りですね。
いつまで経っても仮想通貨に投資ができない理由は、「仮想通貨の価値に対する感覚が皆無」だからです。
現在のところ実需での利用用途が制限されている仮想通貨の価値は、発行量に対する投機マネーとの需給バランスでほぼ決まります。
実体の価値を把握できないために500万円が妥当なのか、1000万円が妥当なのか、はたまた10万円が妥当なのか誰も分からないのです。
企業のように、業績や経営者の経歴、類似比較できるものもなく歴史上の動きも理論的に解明されていないので、実際には有象無象の将来性だけで買われている事実もあるのです。
そして多くの人の過ちは、仮想通貨の価値を「自分の尺度で判断している」点にあります。
例えば、Bitcoinを初めて知ったタイミングでの値段が100万円であれば、現在の値段は高すぎると思うでしょう。
逆に、500万円という値段の時にBitcoinを知った人には「昔は安かったんだね〜。」程度です。(メディアの論調によって高いとは少なからず感じるでしょうが)
つまり、仮想通貨は適正価値が判断しにくく、まともに価値を把握していては一生投資を始めることができない代物なのです。
このように一定の価値を判断できない投資のことを「投機(Speculation)」とも呼びます。
仮想通貨投資は現段階では「投機」であることを理解しましょう。
マッケイは仮想通貨投資を「投機」と見た場合に、長期投資になり得るか否かという問いには「なり得る」と判断しています。(もちろん、なり得ないと判断する方も多くいます。)
そこには小難しい貨幣理論から見る将来性もありますが、それよりも実体験からの紐解く将来性の方が長期投資が有効であると言う判断に結びついているように思います。
マッケイは10年前日常決済の全ては現金で行っており、かたや親友が100円の買い物にクレジットカードを利用する姿を見て「変わったやつだな。」と思っていたことを今でも覚えています。
あの時の感覚では、クレジットカードといえば「現金を持ち合わせていなかった時の保険」とか「少し大きな買い物をする時のもの」というイメージでした。
そして、数年前キャッシュレス決済を初めて利用した際には「クレジットカードと同じじゃん。」と思ったことも覚えています。
そして現在、日常生活の中で現金を使うことはほぼなくなりクレジットカードすら出すことも少なくなっています。
無意識にキャッシュレス時代に追随しており、このようなつい10年前を思い返すと法規制による高いハードルはあるものの貨幣が決済が組織が中央集権的ではなくなる時代がいつかやってくるのではないかと思えてなりません。
もちろん、現在の仮想通貨の価値が10年後の未来と比較して高いかどうかはわかりません。
ただ、針の穴程の将来性に自分の資産の一部を回しているだけなのです。
もちろん、そのような不確実性の極めて高いモノに投資をする際には最大損失を考慮しながら最大保有割合を決めなければなりません。
マッケイの場合、
・初回投資は資産全体の1%以内で始める
・仮想通貨全体の最大ポジションは15%以内(通常は10%以内)
・直近高値から25%下で逆指値・保有銘柄は10銘柄程度まで
・1銘柄あたりの最大ポジション全体の20%以内
・順張りを徹底し、逆張りは絶対にしない
という厳格なマイルールを定めながら仮想通貨と向き合っています。
なぜこのようなマイルールを決めたかについては次回の記事で詳しくお伝えしようと思っていますが、このルールに則ることで1日に10%以上動くことも当たり前な仮想通貨投資において精神的に安心して長期投資を行うことができるからです。
特に②、③あたりは投資においてとても重要な方針で、現在のような爆上げ状態だと、知らず知らず仮想通貨ポジションが資産全体の大半を占めてしまう状況にもなりえます。
自身でコントロールできない程の含み益を出してしまうと、暴落に怯えながら精神上不安定な状態で投資をし続けなければならなくなります。
マッケイの場合は、そのようなことにならぬよう、仮想通貨ポジションが資産全体の瞬間最大ポジションが15%を超えた時点で利確しながら、常に一定割合になるようポジションを保っています。
また、25%以上下落した場合は暴落の兆しと捉え、寝ててもリセットされるよう逆指値を常に使っています。
仮想通貨投資は価値判断が難しい中、このような定性的な精神論はとても重要です。
投資をする際、精神的に不安定な状況の中価格ばかりを気にするので一向に購入できずにいたり、少し上がるとすぐに売却してしまい上昇相場に乗ることができず悔やむ結果になるのです。
仮想通貨投資を検討する際は、必ず自身の取れるリスクや資金量をしっかりと見極め、ベースとなるマイルールを作った上で投資をしながらルールを最適化していくと、初めの一歩も踏み出しやすくなるでしょう。