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個別株式投資7つのデメリットを解説【インデックス投資とどちらが良い?】

2020 9/22
個別株式投資7つのデメリットを解説【インデックス投資とどちらが良い?】

長期投資をする上で多くの方から頂く質問の一つに、

長期投資は個別株をメインにした方が良いか、インデックスファンドをメインにした方が良いか

との質問があります。

マッケイにポートフォリオのベースはインデックス投資で、個別株への投資はポートフォリオの1割〜2割程度(現在は入れていません)ですが質問者にそれをオススメするわけではなく、「好きな方で良い。」と結論を出しています。

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ただ、個別株への長期投資が向いている人の特徴は、

  1. ファンダメンタルズ分析が好きor得意
  2. 時流を読むのが好きor得意
  3. 投資を通じて投資先企業を応援したい

等、投資に対する探究心が豊富であり、且つ仕事をしながらでも今後資産を増やしてくれる株をソーシング(発見)できる時間がある方です。

逆に投資を学ぶ時間がなく、買い時や売却のタイミングを考えたくないor考えるのが苦手という方はインデックス投資の方が向いていると言えるでしょう。

今回は、様々なメリットのある個別株投資ですが、デメリットにフォーカスした解説をしていきます。

長期投資において、インデックス投資か個別株投資かを悩んでいる方は是非読んでおきましょう。

目次

ソーシング(銘柄発掘作業)に時間がかかる

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ミクは日本にどれくらいの企業があるか知ってる?

中小企業:約280万社
大企業:約1万社
上場企業:約3717社(2020/9現在)
東証一部企業:2176社(2020/現在)
日経225銘柄:225社

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日本ってこんなに企業があるんだ!

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そうなんだ。僕たちが投資対象とする上場企業だけでも2000社以上あるんだよ。

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この中から投資先を選択するの大変そうね。。


多くの方が知っている企業は日本にある企業の中でも超メジャーな企業ばかりです。

そして、メジャーな企業と投資先として優秀な企業というものは別物であることを理解しなければいけません。

最初のうちは馴染みのある企業をピックアップして投資を行ったとしても、資金量が増え個別株の中で分散投資を試みる場合は、馴染みのない企業の中からも財務状況や株式価値を勘案しソーシングしていかなければいけません。

このソーシングは投資作業の中で最も重要且つ時間がかかるため、そこに割く時間や覚悟が必要になります。

経済全体の成長よりも、企業の信用リスクの方が大きい

インデックス投資は、個別企業の成長性というよりも、その集合体である日本経済や世界経済などマクロ経済の成長力に投資をします。

対して、個別株投資はマクロ経済全体ではなく個別企業の成長性に投資をしていくので銘柄選定を間違えると経済はとても良く多くの方が含み益を出している環境下でも資産を増やすことができないという事象が発生します。

個別株は投資先企業の信用力に大きく影響するため、株価の下落要因は無数に存在します。

  1. 影響力のある経営者の退任
  2. 投資先企業の不祥事
  3. 経営戦略の見直し
  4. M&A  etc…

あげればキリがありませんが、日本や世界経済インデックスが上昇しているからといって保有株式も比例して上昇するわけではなく、投資先企業の様々に起こるイベントへの影響の方がよほど大きいことに注意しましょう。

売却のタイミングが難しい

長期投資ではインデックス投資であっても個別株投資であっても、基本的には売買を頻繁にすることなく10年単位で保有すること前提にします。

ただ、ポートフォリオを最適化するためのリバランスを行う上で資産を一部売却することはしばしばあります。

インデックス投資の場合は売却金額だけ決定すればあとは実行するだけですが、個別株の場合は

  1. 何を売却するか
  2. どのタイミングで売却するか
  3. どれくらい(数量)で売却するか
  4. いくらで売却するか

を考えなければならず、タイミングを間違えると売却検討中に暴落や売却後に暴騰に見舞われる可能性もあります。

つみたてNISAが使えない

制度的な話ですが、現行で税制優遇が受けられるNISA制度は「一般NISA」と「つみたてNISA」「(ジュニアNISA)」とあります。

長期投資初心者はまずはつみたてNISAから始めて見ることオススメしておりますが、つみたてNISAは基本的にインデックス投資信託飲みの取り扱いで、個別株では投資できません。

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個別株は一般NISAで投資をできるけど、非課税期間が5年と短いから長期投資には不向きだよ。

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・1単元あたりの投資額が大きい

多くのインデックス投信が1円から投資ができるのに対して、個別株は1単元(通常100株)単位の投資となり、1ショット数万円〜数百万円必要な場合がほとんどです。

投資総額によっては1〜2銘柄しか買えず分散ができないことや、上昇する株よりも自分の投資額で買える株を探してしまう、という本末転倒なことにもなり兼ねません。

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投資額の問題については、単元未満株投資という、1株から好きな銘柄を買える制度や証券会社もあるから少額で分散して投資したい場合は下のリンクを確認しよう。

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証券会社ってどういうところがあるの?

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マッケイはSBIネオモバイル証券をオススメするよ。月間50万円分までは購入手数料が無料だから頻繁に売買をしない長期投資家が少額株式投資をするにはとても便利だよ。

常にトレンドに敏感にならなければいけない

個別株は時代によってそのトレンドは大きく変わります。

今上昇している株式は数年後には見向きもされない株になってしまう可能性も大いにあり、現在流行っている株や上昇トレンドにある株が長期的(十年単位)に上昇を続けるとも限りません。

個別株投資で長期投資を成功するためには定期的に資産組み替えを行いながら、その時代に応じたトレンドを分析し、トレンドにのる可能性の高い企業へ投資しなければいけません。

銘柄管理が大変

個別株投資において、ソーシングの次に重要なものが銘柄管理です。

個別株で投資をする場合は、基本的に1銘柄や2銘柄だけではなく数銘柄〜十数銘柄に分散して投資をすることが多いため、それら全てのトレンドや株価、売却タイミングを図ることは意外に大変なものです。

銘柄管理に気を配る時間がない方は長期的には個別株投資でインデックス以上のリターンをあげることは難しいでしょう。

グローバル投資が難しい


日本人の私たちは個別株というと日本株をイメージしますが、実際の投資対象は決して日本株だけではなく、むしろ将来的な投資先はグローバルに目を向けた方が良いことは間違いありません。

日本株や米国株程度までであれば個別株投資の対象となりますが、それ以上の国となると知識もなく取り扱い銘柄も極端に少なくなるため、事実上個別株でグローバル投資は不可能です。

日本だけでなく、世界経済全体を捉えた投資をしていきたい場合は、ポートフォリオのベースはグローバルインデックス投信にすべきでしょう。

まとめ

個別株投資には自身が選んだ会社が成長することへの楽しみやインデックス投資では味わえない暴騰があったりと、しっかりと選定や管理ができ探究心が旺盛な方であればとても魅力的な投資手法です。

ただ、インデックス投資よりも投資にかける時間ははるかに増えるため、リターンもインデックス投資以上でなければ割に合いません。

インデックス投資と組み合わせて、資金量や経験値に応じて徐々に個別株シフトしても良いかもしれません。

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ところで、個別株で長期投資をする際にオススメの証券会社はどこ?

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先ほどお伝えした、SBIネオモバイル証券がオススメだよ。

最後にマッケイが少額株式投資をする際にオススメしている証券会社、SBIネオモバイル証券を紹介します。

[ネオモバ投資のメリット]
・単元未満株(1株100円〜)投資が可能
・毎月1取引50万円まで売買手数料が無料
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SBIネオモバイル証券は、取引金額や回数が比較的少なめな長期投資家にとても向いている証券会社です。管理画面もスマホ仕様でとても見やすく、銘柄管理もラクラクなのでぜひ登録してみましょう。

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