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外資系バンカーの資産ポートフォリオと損益を公開(2021/2)

2021 2/06
外資系バンカーの資産ポートフォリオと損益を公開(2021/2)

2021年に入り一発目のマッケイポートフォリオを公開します。

【先月までのポイント】
・米ドルが短期間でドル安からドル高基調へシフト。
・米国債券は引き続き下落基調、金利は本格的な上昇局面か
・仮想通貨の上昇継続中。アルトコイン祭りが本格化
・米国グロース株堅調。高PSR銘柄上昇続く。


まず、為替を見てみましょう。

米国ETFやグロース銘柄をベースに資産形成をしている方にとっては、定期的にドルが必要になるはずなので気になるところですよね。

ドル円は昨年12月から米国経済の回復の遅れによる金融緩和期待が先行しドル安基調でしたが、1/26に103円代半ばをつけてから急激にドル高に推移し、2週間足らずで現在の約105円半ばまでドル高が進みました。

米国長期金利が急激に上昇いる点や、米国感染者数の落ち着きなどが背景にあると思われますが、直近の雇用統計も予想に届かず、米国の景気不透明感は未だ拭えない状況の中バイデン大統領の大規模追加経済対策が行われることでドルの先安観は引き続き継続すると見ています。

為替水準としては昨年10月11月の水準まで回復しておりますが、一段のドル安の可能性もあるため米ドル購入については静観しながら、103円代を狙っている状況です。

また、長期金利上昇に伴い米国債券が大きく下落をしています。

12月と比較しても5%以上下落をしており、米国債券下落は継続すると見ています。

大規模金融緩和によりさらに米国のカネ余りは加速し、債券利回りが大きく低下していることから資金は引き続き株式や仮想通貨に向かう可能性が高いでしょう。

また、仮想通貨にも動きがありました。

昨年に大きな価格上昇を見せたビットコインが今年に入り踊り場に差しかかっています。

1月に41000ドルをつけたビットコインはその後約30000ドルまで下落し、現在新高値に向け再度上昇をしています。

その間、アルトコインが大きな上昇を見せており、マッケイが保有するBNBやZRX、RENあたりはどれも今年に入りダブルバーガー(2倍以上の上昇)を達成しています。

マッケイの仮想通貨に対するポジションの持ち方として、

・総資産の最大15%以内
・一取引あたりの金額はポジションの10%以内
・ポジションには常に逆指値をつけ、直近高値から20%下落で売却

と決めています。

仮想通貨も3年ぶりに盛り上がっていますし、後日資産として仮想通貨と向き合うための方法論をお伝えします。

米国株式市場は2月に入っても最高値を更新し続けており、仮想通貨に次ぐ熱狂ぶりです。

金利が上昇することで、バリュエーションが下がり米国グロース株は下落すると思いきやこれほど金利が上昇していてもグロース株は上昇の一途をたどっています。

歴史的なカネ余りにより資金を持った個人がSNSで結託し、ゲーム関連銘柄のヘッジファンドに夜ショートポジションを一気に崩したことは記憶に新しいですが、マッケイには仮想通貨よりもむしろ米国株が狂乱しているように思えます。

特に高PSR銘柄は一度崩れると、一日で10%や20%以上下落することも日常茶飯事なので逆指値を必ず入れながらモニタリングする必要がありそうです。

少なくとも今年は大きくマーケットが崩れることはないと思うので、特に仮想通貨と米国グロース株の動きを注視しながら資産を増やして行こうと思います。

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