こんにちは、外資系バンカーのマッケイです。ついに4月になりました!
本年度もよろしくお願いします。
それでは早速4月のマッケイポートフォリオを確認していきましょう。

ポートフォリオ自体は3月とほとんど変わっていませんが、3月のポイントをまとめて見ます。
- ドル円は引き続き円安トレンド継続110円突破(1年ぶりの水準まで回復)
- 米国10年もの金利1.62%と踊り場局面か
- ビットコインが引き続き好調、月初から約20%の上昇(ドル建て)
- ナスダックはほぼ上昇せず、高値踊り場局面か
全体的な相場としては、1年ぶりに110円を突破したドル円とS&P以外は踊り場局面にさしかかってきている印象です。
ナスダックは3月を通して見るとほぼ変化ありませんが、最大下落が-8%と金利反応度が以前高く長期金利が上昇トレンドである以上は4月以降も引き続き厳しい展開となる予想をしています。

一方でS&Pを見てみると3月も順調に上昇しており、バイデン大統領の大規模インフラ計画がかなりの期待感になっています。

ちなみに今回のインフラ投資計画の規模感が2兆ドル規模である点はご存知の方が多いのですが、2兆ドルのイメージがピンとこない方も多いのではないでしょうか。
アメリカの2020年度の国家予算は4兆7,400億ドルで日本の国家予算が約300兆円という金額に対して、インフラ投資のみで2兆ドルなので、歴史上最大規模というのも頷けますね。
特にクリーンエネルギーに力を入れるので前回記事にしたクリエネETFあたりは2-3月かなり伸び悩みましたが反転が期待できそうです。
ICLNなんかみると直近高値から20%以上下落しているので小学からトライしてみるのも良いかもしれません。
2兆ドルのインフラ計画を全て合算すると米国GDP予測を0.5-1%ほど上げる見込みとなっているため、S&Pが4000ポイントを軽々と突破したことも踏まえると米国株式総合指数は今月も手堅く上昇していきそうです。
ただ、法人税の引き上げ策や米国議会での可決の有無もあるため期待先行で上昇している分スムーズに行かなければどこかのタイミングで失望売りの可能性も十分あると思います。
現時点では長期金利が2%を超えて大きく上昇していく可能性は高いとは言えず、コロナワクチンの開発普及や、インフラ計画、米経済の回復を期待する先行指数が良いことなどが理由に「リスクオン」とされていますが、マッケイ的にはFRBはこれ以上のドル高は求めておらずリスクマネーをダブつかせたい意図もあるとみて2%を超えてくるならば何かしらの牽制をしてくる可能性もあるかなと思っているので、ドル円110円前後でリスクオンの株高仮想通貨高の方向性は変えていません。
ただ、さらに金利が上昇しながらもFRBがそれを容認しているような状況になればグロース銘柄はさらに窮地に追い込まれることになるためグロース銘柄への投資は慎重にならざるを得ません。
仮想通貨市場は今月も堅調な動きをすると予想しておりビットコインであれば7万ドルを目指していく動きになってもおかしくはありません。少なくとも為替水準が崩れるようなことはないでしょうし、金利の大幅上昇も見通しづらい点を考えるとですが。
4月は基本に沿った投資戦略で先進国株をメインにポートフォリオを増やしながら、新興株や米国グロース銘柄はトレンドをしっかり見極めながら動きがあるまで買い増しはしない報告で考えています。
仮想通貨に関しては、BNBやXVS等のバイナンス銘柄関連が今一度上昇トレンドになってきたので買い増しを検討しながら、その他ビットコインやアルトコインは継続保有と行きたいところです。
それでは4月もしっかりと相場に向き合いながら乗り切りましょう!
