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外資系バンカーの資産ポートフォリオと損益を公開(2021/5)

2021 5/08
外資系バンカーの資産ポートフォリオと損益を公開(2021/5)

こんにちは、外資系バンカーのマッケイです。

5月に入ってGW明けもマーケットが大きく動いておりますが、今月もマッケイポートフォリオの変化を報告します。

マッケイポートフォリオ5月

まず先月からGW明けの動きを確認してみると、

・米国株式市場ダウ平均過去最高値を更新、S&P横ばい、ナスダック下げに転じる
・5/7雇用統計市場予想大幅に下回り、ドル円108円台半ばへ
・米国長期金利高値揉み合いを維持し1.6%割れ、下落トレンド入りか
・仮想通貨は堅調でBTC高値揉み合いが続くものの、アルトコインマーケットは上昇基調を維持

全体的な相場感としては、引き続き米国株式市場が出遅れ銘柄を中心に上昇をしているもののグロース銘柄の雲行きが少し怪しくなってきました。

FRBの声明から見てもここから一段の金利上昇は考えづらく、揉み合いから下落トレンドを形成する可能性が高い為金利という点からはグロース銘柄にとってはフォローになるかもしれません。

しかし、コロナ禍による業績拡大がどの銘柄も著しく決算内容と比較し非常に高い株価を形成している銘柄が多い為、今までのようなサプライズ決算が出ずらくなっている今は少しの市場予想乖離でも大きく株価を落としてしまう可能性が高いと見ています。

ダウ、ナスダック比較チャート1M

これはナスダックとダウの動きを見ていても明らかで引き続き上値の重い展開が予想されるので、このようなタイミングではバリュー株狙いか、着々と最低限の積み立てをお勧めします。

マッケイは米国グロース株の個別銘柄はポートフォリオの10%程保有しておりますがしばらく個別株の購入はやめて、株式購入はつみたてNISAとiDeCoによる積み立てに留めます。

ちなみにグロースでもオンライン旅行代理店のエクスペティアが好決算を出し5.2%高で目標株価を引き上げています。同じような銘柄だとマッケイも保有するブッキングホールディングス等もあり、今後金融相場から業績相場に以降しつつある流れをみるとこのようなコロナ禍では厳しかった銘柄が伸びる可能性はあるかもしれません。

5月のマッケイポートフォリオでは、米国株式市場が堅調だったこともあり先進国株式の割合が上昇する一方新興国株式は横ばいで推移しており、保有するアルトコインが上昇したことで、仮想通貨割合が17.8%と保有限界ラインの20%に近づいてきました。

マッケイの仮想通貨戦略では実はビットコインの割合は大きくなく全体の10%程で、アルトコインはメインのBNBやXVS(BNB関連銘柄)で約30%を占めています。

この2銘柄はアルトコインの中でも勢いのある銘柄で、特にXVSは4月後半からすでに2倍近くまで上昇しています。他では全てバイナンス銘柄にはなりますが、DOGEやCAKEあたりが気になっていますね。

マッケイの個人的な見方としては、米国グロース株はあと20%程度は直近下落する可能性を秘めていると考る一方、仮想通貨マーケットは今年1年間さらに上昇する(ビットコインは年内1000万になる可能性も)かもしれないので新規資金は投入しないもののポートフォリオ維持で行こうと思います。

そして、全方位投資戦略では欠かせない金やソシャレンの割合が株式や仮想通貨の上昇に相対的に減ってきているので、10%づつになるよう新規資金投入で引き上げたいと思います。

マッケイポートフォリオは資産全体で期待リターン4%以上を狙いにいっている為、ソーシャルレンディングは「CREAL」「クラウドバンク」をメインに利用しています。

今年に入ってから特にクラウドバンクの方では実現利回りが落ちており、昨年の平均利回りが6.3%でありましたがことは現状で4.3%となっています。おそらく世界的な低金利下が続いている為、ソシャレンでの調達金利も低下しているのだろうと考えられますが、引き続き期待リターンには注視する必要がありそうです。

それでは、5月も頑張って乗り切りましょう!

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