MENU

外資系バンカーの資産ポートフォリオを公開【長期金利上昇でどう動く?】(2021/3)

2021 3/19
外資系バンカーの資産ポートフォリオを公開【長期金利上昇でどう動く?】(2021/3)

こんにちは、外資系バンカーのマッケイです。

引き続きコロナ禍ではありますが2月から3月にかけてマーケット環境は大きく変わり、それに伴い資産変更をされた方も多いと思います。

今月も、ポートフォリオの動きと今月の動きについて確認していきます。

先月までのポイント】

・長期金利大幅上昇(10年物:1.1%→1.4%、30年物:1.8%→2.2%)
・ドル円の大幅上昇(@105円→@109円)
・仮想通貨引き続き上昇(BTC/JPY @4,000,000円→@6,500,000円)
・米国グロース銘柄大幅下落・日経平均30年ぶりに3万円台突破(その後下落)

このように箇条書きにするととにかくマーケットイベントの多い月でした。

引き金にとなったのは米国長期金利の上昇です。

昨年の3月コロナショック以降米国長期金利は大きく下落をして、米国10年物国債は一時0.5%台まで下落しました。

金利下落局面では債券価格は上昇するため、マッケイの保有する米国30年物国債も一時1.5倍以上に跳ね上がりました。(もちろん売ってません)

そもそも、急ピッチで金利が下落したためいづれは巻き戻しの金利上昇が起きるとは思っていましたが、意外にもタイミングが早かった印象はあります。

ただ今回の金利上昇は理論通りというか、とてもわかりやすい動きで特に初心者投資家にとっては是非学んでもらいたい動きでもあります。

  1. 2020年コロナショックにより安全資産の債券が買われる→債券上昇、利回り下落
  2. 金利上昇に伴いグロース銘柄のバリュエーションが上昇&金融緩和により株価上昇
  3. 日米金利差が縮まることで安全資産の円が買われ易い状況になる(円高)
  4. 行き過ぎた金利下落の巻き戻し→金利上昇&債券下落
  5. グロース株のバリュエーションが下がり、株価下落
  6. 日米金利差が広がることでドルが買われる(@105円→@109円へ)

その他要因は様々あるものの、ざっと書くとこんなイメージです。

つまり、現在のような金利上昇局面で安全資産の債券を購入してもあまりメリットはなく、マッケイのようにグロース株も債券も保有している方にとっては「債券安・株安」ダブルパンチになります。

インデックスでみるとそこまで株価は下落しておらず、「金融相場」から「業績相場」への転換期だと捉えると、むしろ株式投資を加速させる好機とも言えます。

おそらく長期金利は引き続き緩やかに上昇をしていく可能性があり、債券投資には厳しい期間になる可能性が高いです。

そして今までグロース銘柄一辺倒であったものが徐々に安く放置されている配当銘柄や割安銘柄にシフトする可能性もあります。

米国グロース銘柄については、昨年のように「何を買っても上がる。」イージー局面はすでに終わりを迎えており、アフターコロナの業績相場にしっかり追随できる業績を出せる銘柄を見つけ出さないと大きくやられることになります。

長期金利が上昇し株式投資環境は昨年よりも若干難しくなった感じはしますが、一方で仮想通貨市場はイージーモードを継続しています。


マッケイも仮想通貨は当初ポートフォリオの10%弱で保有していましたが、現在は大幅上昇によりポートフォリオの15%を占めるようになりました。

ちなみにマッケイは仮想通貨は3年ほど前から海外取引所で運用をしており、現在はアルトコインも含めて10銘柄ほど保有しています。

マッケイの仮想通貨投資戦略は、逆張り戦略を取らず常に右肩あがりの上昇の波に乗りながら資産を増やす戦略をとっています。

仮想通貨は上昇するときは1ヶ月でも1.5倍や2倍なども全然あり得る世界で、下落もまた然りです。

特にアルトコインは上昇局面で20%〜50%のリターンを狙うのは比較的容易かつ短期決戦で行けるので、最近は新規上場などで短期的に上昇している銘柄を30〜50%上昇後に購入し、200%〜300%で抜くやり方でかなり保有率が膨らみました。(もちろん基本的には長期保有銘柄がほとんどですが)

仮想通貨市場も金融緩和が続いている限りは引き続き好調を維持する可能性が高いので、全方位投資戦略の中では最重要アセットクラスになります。

余談ですが、2月は久しぶりにECF(株式型クラウドファンディング)に投資をしました。

投資先はイークラウドが2月に出したGame Sever Servicesという会社です。(すでに申し込みは終了しています。)

あわせて読みたい
イークラウドの評判とメリットデメリットまとめ【リスクが高いは本当!?】
イークラウドの評判とメリットデメリットまとめ【リスクが高いは本当!?】こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。今回は、つい先日開始されたクラウドファンディング界隈で話題の新鋭株式型クラウドファンディング「イークラウド」の評...

この会社はゲームに特化したSaaSを展開しており、現在のゲーム業界の開発費高騰という問題をSaaSで解決しようという会社です。

ゲームはローンチするまではお金にならず、もちろんローンチしてもユーザーが集まるとは限りません。

また、レッドオーシャン市場であるゲーム業界では各社より高度な品質でタイトル争いを繰り広げているため開発期間が長期化する傾向にあり、それに伴い開発コストが激増しています。

その最たるものがサーバーコストであり、自前のサーバーだとあまり利用されていない時間でも一定のコストが発生します。

Game Sever Servicesを利用することで手頃な価格でサーバーを保有することができ、今後タイトルが成長してもその負荷に柔軟に耐えられる設計になることで、開発費も抑えることが可能になるわけですね。

経営者のバックグラウンドもしっかりしており、レッドオーシャン市場で戦うのではなく、それらの会社を潜在顧客としながらコスト削減やプラスワンの選択肢を与えることのできるゲームサーバービジネスは比較的伸びやすいと判断しました。

イークラウドは今も新規案件を募集しているため、これを気に株式型クラウドファンディングをポートフォリオの5%以内でくらいから始めてみると面白いと思います。

それでは3月も資産を増やしていきましょう!!

あわせて読みたい
今月の注目米国株TOP5
今月の注目米国株TOP5⭐️No.5⭐️https://www.money-bang.com/%e3%83%9a%e3%83%ad%e3%83%88%e3%83%b3%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%a9%e3%82%af%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96pton%e3%81%ae%...
目次
閉じる