こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
本日は投資初心者が投資方針や具体的な銘柄を決める際のプロセスをお伝えします。

私も投資を始めようとした時は、何をすればいいのかさっぱり分からなかったわ。

今は株以外にも投資信託やETF、ロボアドバイザー等の投資サービスも増えてきて逆に迷ってしまうよね。

そうなの。特に、投資信託は銘柄も多いし、割合も何がベストか分からなくて。

今回はミクと同じ悩みを持つ投資初心者向けに運用方法を簡単に決めれる方法を教えるよ。
これから投資を始めようとしている皆さんも、一番最初に悩むところですよね。
投資は結果が全てで、プロセスに対する正解がないから最初の段階で悩んでしまうと先に進むことができず、結局めんどくさくなってしまってスタートラインに立てない方、実は結構いるんです。
特に自分のお金を自分の責任で運用するわけなので、手っ取り早くロボアドバイザーに任してしまうのもラクだけれども、最初くらい自分でも考えたい、という方も多いはずです。
そのような少しは自己研鑽意欲はありながらも、現段階では知識に乏しい方にとりあえずやってもらいたいことがあります。
それは、ロボアドバイザーのシュミレーションです。

申し込むかも分からないのにシュミレーションして意味あるの?

シュミレーションでは自分の投資意向を客観的に知ることができ、それに対してオススメの銘柄を紹介してくれるから申し込まなくてもポートフォリオ作成がどのようなものなのかを学ぶことができるんだ。

確かに、何事もまずはプロの考え方を知った上で自分なりに落とし込むと腑に落ちやすいかも!
ロボアドバイザーでシュミレーションをしてみよう
今回は国内No.1ロボアドバイザーのウェルスナビを使ってシュミレーションをしてみます。
シュミーレションは無料ででき、所要時間は1分もかからないのでサクッとできます。
①年齢を入力しよう!

②年収を入力しよう!

③金融資産額を入力しよう!

④毎月の積立額を入力しよう!

⑤資産運用の目的を入力しよう!

⑥リスク許容度を入力しよう!

今回のケースでは、⑥のリスク許容度を最も高い水準にしていることや、年齢から長期運用が可能であることを示唆したことで最終的なリスク許容度は5/5(最大)になりました。

ここからシュミーレション結果を考察してみます。(このプロセスが超大事)
シュミレーション提案ETFを分析
提案された海外ETFを分析してみましょう。
ちなみに提案された海外ETFは楽天証券やSBI証券等で個別に購入が可能です。
米国株(VTI)
名称:バンガード トータル ストック マーケット ETF
分配金利回り | 1.69% |
経費率 | 0.03% |
概要 | グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株へ投資対象とし、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同インデックスは米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする。 |
日欧株(VEA)
名称:バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF
分配金利回り | 2.50% |
経費率 | 0.05% |
概要 | インターナショナル株式にグロースおよびバリュー・スタイルに分散して投資し、FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。当インデックスは、時価総額加重インデックスであり、カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成される。 |
新興国株(VWO)
名称:バンガード FTSE エマージング マーケッツETF
分配金利回り | 2.97% |
経費率 | 0.10% |
概要 | FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同ファンドは、インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用を行い、実質すべての資産をインデックスに含まれる株式に投資する。同インデックスは時価総額加重インデックスで、全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株のパフォーマンスを表し、対象国にブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカを含む。 |
米国債券(AGG)
名称:iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
分配金利回り | 2.38% |
経費率 | 0.05% |
概要 | Barclays Capital U.S. Aggregate Bond Indexで表わされるトータルの米国投資適格債券市場のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すファンド。 |
金(GLD)
名称:SPDR ゴールド シェア
分配金利回り | 0.00% |
経費率 | 0.40% |
概要 | 金地金価格(ロンドン金値決め)に連動する運用成果を目指す。(信託費用差し引き後) |
不動産(IYR)
名称:iシェアーズ 米国不動産 ETF
分配金利回り | 3.33% |
経費率 | 0.42% |
概要 | Dow Jones U.S. Real Estate Indexを対象指数とし、対象株価指数に連動する投資成果を目指している。同指数は米国株式市場の不動産部門のパフォーマンスを測定し、不動産所有・開発及び不動産投資信託(REIT)等会社を含む。 |
ロボアドバイザーに提案された通りにするのではなくて、シュミレーションを分解して調べてみると自分がこれからどういう銘柄に投資するのかが明確になります。
自分にとって最適な運用スタイルを決めよう
それでは、今回このシュミレーションを元に実際にどのようなスタイルで運用していくかを決めていきましょう。
方法は3つあります。
①自分で個別ETFをシュミレーション割合通りに購入する。
②シュミレーションのETFに近い投資信託を購入する。
③そのままロボアドバイザーで投資をする。
自分で個別ETFをシュミレーション割合通りに購入する
シュミレーション通り(もしくは自身で割合を変えて)証券会社で海外ETF運用をしてみても良いかもしれません。
各々メリットデメリットとして、
個別ETF購入メリットは便利な投資サービスに頼らない分、コストメリットが最もある点が特徴です。
海外ETFは米ドルでの投資が基本なので、為替の知識が必要であったり、分配金を手動で再投資しなければいけなかったり、定期的にリバランスをしなければならないデメリットはあるものの、その分投資知識は圧倒的に身につけることができるでしょう。

今後、投資知識を身につけながら自己研鑚していきたい方にオススメ!

シュミレーションのETFに近い投資信託を購入する
提案されたETFをそのままETFで投資をするのではなく、投資信託に置き換えてみることもできます。
【投資信託置き換え例】
(VTI)
楽天・全米株式インデックス・ファンド
(VTI+VEA+VWO)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
(GLD)
SMTゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
※上記は近しい対象銘柄を選別しており、割合や投資対象が一致しているわけではありません。
投資信託に置き換える場合は投資信託銘柄選定が大変なので、アドバイス型ロボアドバイザーのシュミレーションも同時にやるとオススメです。
アドバイス型ロドアドバイザーは証券会社ごとに取り扱う投資信託の中から最適な投資信託を選定してくれます。

松井証券の投信工房では簡単なシュミレーションで結果も分かりやすくてとてもオススメだよっ。


そのままロボアドバイザーで投資をする
もちろん最も手っ取り早いのがそのままロボアドバイザーに運用をお任せするという選択肢です。
ロボアドバイザーのメリットは、何と言っても置きっぱなしで全自動運用が可能になる点です。
最もめんどくさい作業のリバランスや税金の最適化を全部全自動でやってくれるので運用に関して特段やることはなくなります。
また、アプリで損益状況がとても分かりやすく確認できるので初心者にはオススメです。
ただ、基本お任せ運用なので、どうしても自身で考えてリバランス等をする運用と比べると投資知識が身につかないというデメリットや、手数料も割高になってしまいます。

私なら手数料が少し高くてもラクしちゃうかも。。いつも運用状況把握できるわけじゃないし。。

そういう考え方ももちろんあるよ。ウェルスナビでは個別ETF購入時に一般的に係る為替手数料や購入売却手数料がかからないから、全自動サービスも含めて考えるとお得とも言えるかも。
現在は様々なロボアドバイザーがあり、どのサービスもシュミレーションは原則無料なので複数のロボアドバイザーの力を借りることで自身のポートフォリオ作成の手助けになります。
投資初心者は是非試してみましょう。

