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長期投資で資産を増やせる心構え6選【投資初心者必読】

2020 11/29
長期投資で資産を増やせる心構え6選【投資初心者必読】

ここ数年で積立NISAやロボアドバイザー、iDeCo等、個人投資家が長期投資をスタートする環境が一気に整ったと思います。

低金利下が続き企業年金が従来の金利に頼った運用ができなくなってしまったことや、政府の徹底した量的・質的金融緩和策により物価の上昇が続き、それに増して消費税の増税、ポリ袋の有料化等生活コストは増すばかりで、長期的に資産価値を守るには自身の資産をインフレ資産(株式や不動産、金等)に置き換えなければ(リスクを取らなければ)実質的な資産価値は目減りすることを政府が暗に伝えていることが大きな理由です。

長期投資はとても簡単で、何も考えなくともただインフレ資産に預金を換えてるだけなのですが、投資初心者にとっては

  1. 少し儲かると嬉しくてすぐ売却したくなる
  2. 上昇相場だと身の丈に合わない資金を一気に入れてしまう
  3. 投資を本業と勘違いして本業がなおざりになる

等、実は心理的に古酒淡々と長期投資を10年20年と続けるのは以外と難しいものです。

そこで、今回はこれから長期投資を始める方向けに、長期投資を成功させるための掟(心構え)をお伝えします。

目次

個別株式には投資をしない

長期投資の基本は「置いて、寝かす」ことです。

これを長期的に守ることで投資のタイミングや将来予測をすることなく、投資初心者でも経済拡大の流れに乗って投資で資産を増やすことができます。

しかし、少し儲かり出すと個別株に手を出す投資初心者がいますがこれは基本的にNGです。

個別株式にはその銘柄特有のリスクが存在し、それはマクロ経済とは関係のないところで、財務状態や流行、仕手によって大きく株価は変動します。

プロのトレーダーであっても個別株の動きを予測することは難しく、長期投資家が片手間に投資をしても長期投資で得た含み益を簡単に吹き飛ばす威力を持ちます。

財務分析や将来その個別株が上昇するであろう明確な理由を第三者に伝えることのできないのであれば手を出さないほうが無難です。(逆にそれらができる方、好きな方は多少手を出してもいいでしょう。)

ポートフォリオ割合をしっかり守る

長期投資の基本に「分散」という言葉があります。

投資対象は、先進国株式だけでなく、新興国株や債券、金、REIT等様々にありますが、長期投資ではこれらの資産にある程度幅広く投資をして資産変動を抑える(リスクを抑える)ことが重要です。

しかし、長期投資をしていると上昇相場で欲を出し大きくお金をつぎ込んだり、一つのアセットが大きく上昇することで大きくポートフォリオが崩れてしまうことがあります。

長期投資をする上で各アセットクラスの割合は大きく崩してはならず、一旦崩れ出すと心理的コントロールが効かなくなり、身の丈に合わない大きな損失を出してしまうことにもなり兼ねません。

上昇相場で資金をつぎ込みたくなる気持ちはわかりますが、現在保有する資産自体のポートフォリオ割合自体も膨れていることを勘案し、そんな時こそ冷静に資産と向き合うことが大事です。

長期投資の基本は定期積立投資

当初積立を始めた若いうちは資金がないので積立しかできないから積立から始める方も多いと思います。

しかし時が経つにつれ、昇給やボーナス等で一気に大きな資金が入ってくることもあるでしょう。

そんな時に頭をよぎるのが「一括投資」です。

お金を預金として寝かすのが持ったいないからこそ焦って全てを投資してしまいたい気持ちはわかりますが、ここは基本に立ち返り一括投資は避けましょう。

積立投資は今まで安値でも高値でも投資をしているため、時が経てば経つほど時間分散効果が働き値動きが緩やかになります。

無鉄砲な一括投資はその後の下落時に想定以上の含み益を出す要因にもなり、狼狽売りの原因になり兼ねません。

さらにこの場合のほとんどは、大きな損失を出しており積立投資での利益を吹き飛ばすケースも多いのです。

投資初心者はできる限り一括投資は避けて、自身のリスク許容度を把握しながら徐々に買い増すスタイルにしていきましょう。

含み益に対して過度に喜ばない

長期投資において、一喜一憂ほど意味のない感情はありません。

長期投資資金はよほどのことがない限り現金にすることなく生涯運用を続ける資金となります。

それはつまりリスクから逃れることのない資金とも言え、長い人生の中の一瞬の含み益や含み損に一喜一憂しても現金化しない限りそれは全く意味を持ちません。

それでも人間なので、上がれば嬉しい、下がれば悲しい、という感情は誰にでも生まれますがそれにより長期投資活動に変化を及ばせないようにしましょう。

流行りの投資に乗らない

投資には流行があります。

直近でも2020年米国グロース株バブル、2019年金相場バブル、2017年仮想通貨バブルがあり、バブル最中は先が見えないのでまだ続くと思ってしまうものですが、意外と上昇期間は長くないものです。

投資初心者が流行を察知したことにはすでに株価は天井をつけている可能性が高く、賢者は売却準備をし始めていることに気づきましょう。

投資に時間をかけない(考えすぎない)

長期投資は資産防衛の意味も兼ね備えており、投資で生活をする手段にはなり得ません。

投資に精通したプロが世界株インデックスに30年投資をしても、投資初心者が同じく投資をしても結果は変わらないのです。(なので長期投資は闘志初心者に向いているのです。)

売り買いを求めない長期投資に知識はテクニックは不要で、これらを元に資産を動かしてしまうのは長期投資ではなく、トレードです。

投資初心者がトレードを行ったとしても長期投資に勝てる可能性は限りなく少なく、多くの方にとってはいずれ損して長期投資の方がパフォーマンスが良いことを気づかされるのがオチです。

長期投資に時間をかけるよりも、本業に時間をかけ長期投資に回せる入金力を高める方が賢明です。

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