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【大麻は儲かる!?】大麻ビジネスの将来性と投資可能な大麻関連株まとめ

2021 3/22
【大麻は儲かる!?】大麻ビジネスの将来性と投資可能な大麻関連株まとめ

こんにちは、外資系バンカーのマッケイです。

この記事では、ここ数年で一気に盛り上がりを見せている「大麻」について考察してみます。

この記事を読んでいる皆様は世界各国で大麻が合法化されつつあり、今後ビジネスとしてかなり成長する分野であることはなんとなくイメージできていると思います。

ただ我々日本人にとっては「大麻=麻薬の一種→犯罪」というイメージが先行していて、どのようにビジネスとして成り立っていくのか本質までは見えてない方が多いのではないでしょうか。

今回はそのような方向けに、大麻の基礎の基礎の部分をお伝えするとともに、実際に投資ができる大麻関連ETFをまとめ形式で紹介していきたいと思います。

目次

大麻における基礎知識

まずは大麻ビジネスを知る前に大麻の基礎知識についてです。

大麻ビジネスは「麻薬」の一種としてそれ自体が注目されているわけではなく、具体的には大麻に含まれる「CBD(カンナビジオール)」「THC(テトラヒドカンナビジオール)」という大麻成分(カンナビノイド)について注目されています。

まず、一般的に大麻と聞いて我々がイメージする効果は「THC(テトラヒドカンナビジオール)」の方です。

THCは精神的に劇的な活性作用があり、この活性作用を通常「ハイになる」と表現します。

効用として、鎮痛や睡眠、食欲増進などがあり、海外では医療用大麻として承認されている国もあります。

もちろん日本においては規制されている為、取り扱うことができません。

効用の裏には高い人体リスクを伴う依存症や脳や精神への悪影響、記憶障害、各機能障害が副作用として認められています。

ちなみにこの分野の裾野の広がり、つまり医療用大麻を合法化する国が増えてきており大きなビジネスチャンスとなっているのです。

一方、「CBD(カンナビジオール)」は人体への影響が認めれておらず(全くないわけではない)、実は日本においても規制の対象になっておらず、最近ではCBDを抽出した商品も出てきています。

ただ、日本製というのはほとんどなく、海外製になるとTHC含有率規制が各国で異なるため安易に手を出せないも現実です。

CBDの効果としては高いリラックス効果が挙げられます。

THCは強い精神活性作用が認められている一方、CBDはストレス解消、不安症やパニック等のちょっとした精神問題にも効用があるよう言われています。

大麻ビジネスを語る際に「医療用大麻」「嗜好用大麻」と大別される場合がありますが、ここでいう医療用大麻はつまりTHCの含有割合の話になります。

従来の大麻(麻薬)ビジネスでは、強い精神作用をどれだけ作り出せるかという点に比重が置かれTHCが多く含まれるものがより高値で売れました。

ただ、最近ではCBDの効果がむしろ注目され始めており、この品種を多く含むものが医療用大麻として応用されているわけです。

大麻ビジネスにおける各国の事情

「大麻=合法化」というイメージをお持ちの方、注意が必要です。

大麻は全てが全て方法化されているわけではなく、

  1. 医療用大麻のみ合法化されている
  2. 嗜好用も含め完全に合法化されている
  3. 量によって一部規制されている
  4. 合法化はしていないけど、暗黙の了解で利用されている

等、実は国によって事情は様々です。

嗜好・医療目的の大麻が合法な国としてはカナダ、ウルグアイ、南アフリカ。
また国により州など一部の区域で、嗜好・医療目的もしくは医療目的のみを合法としている国としては、アメリカ合衆国、イスラエル、ベルギー、オーストリア、オランダ、イギリス、スペイン、フィンランド、ドイツ、韓国などで用いられている。

wikipediaより抜粋

医療用大麻が合法化されている国
チェコ、ポルトガル、ドイツ、カナダ、アメリカ 33州、メキシコ、ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ジャマイカ、インド一部の州、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、韓国 etc

結構国や地域によって分かれますが、アメリカでもワシントン州やコロラド州では制限はあるものの個人使用認められていることが有名で、オランダは大麻大国として有名ですが実は合法化はしておらずガイドラインで定められているだけという状況ですが、日本で言えばタバコレベルに馴染みのあるものです。

その他、スペインやウルグアイは個人使用が合法であったりもします。

大麻ビジネスの市場規模

医療用大麻の合法化が進み、今後大麻ビジネスがさらに注目がされる理由はその市場規模にあります。

現在の大麻市場は90%以上が米国で占められており、米国だけで見ても200億ドル近くに市場で、この市場は年率20-30%近くの成長率で伸び続けています。

また、各国の医療用大麻合法化によりさらに潜在成長率やマーケットサイズは大きくなると予測されており、2025年までに市場規模は600億ドルを超えてくるとも言われています。

大麻関連銘柄まとめ

各国の規制緩和に伴い投資対象としても魅力的な大麻ですが、正直我々日本人にとっては馴染みがなさすぎて購入できるETF等があまりないのが現状です。

ただ、オンライン証券を通じて個別銘柄で購入できるものはそれなりにあるので紹介していきます。

製造会社

キャノピー グロース コーポレーション(CGC)
カナダに本社を置く、医療用大麻の製造会社。カナダで嗜好用大麻が方法化されたことを受け、独自ブランド「Tweed」を展開する。

クロノス グループ(CRON)
カナダに本社を置く、医療用大麻の製造会社。グローバル展開を見据えている企業で、ドイツへの製品出荷やイスラエル、オースストラリアでも事業展開を行っている。

ティルレイ 2(TLRY)
本拠地は米国だが、カナダで認可を受けている製造会社。多くは乾燥大麻で売上をあげている企業で世界10カ国で展開している。

医薬品企業

アッヴィ(ABBV)
大麻に限らず、米国医薬品の大手企業。大麻関連として「マリノール」というマリファナ成分を含んだ医薬品を保有。

飲料事業

コンステレーション ブランズ A(STZ)
米国の飲料大手企業。CGC株を保有する大株主であることでも有名で、今後大麻成分の入った飲料を展開加速。

コカ-コーラ(KO)
2018年に「CBDの成分効用を活用した飲料を開発するために、調査中である。」という発言があった。そのような方向性であるという点においては大麻関連ではあるが、製品発売に関しては未定。

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