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つみたてNISAを実際に運用してわかったリアルなメリット・デメリット報告

2020 9/26
つみたてNISAを実際に運用してわかったリアルなメリット・デメリット報告

マッケイはつみたてNISAを2年間運用し続けています。

2年間運用する中で、2年前にはなかった信託報酬のさらに安いインデックス型投資信託も増え、銘柄の選択肢も2年前と比べて大きく変わったと思います。

つみたてNISA自体は2018年から始まっており、マッケイのように現時点で運用3年目のつみたてプレーヤーはほぼ初期の初期からつみたてNISA運用をしている部類に入ります。

そんな初期つみたてNISAのアーリーアダプター組であるマッケイが、2年間運用してみたリアルな感想を赤裸々に打ち明けたいと思います。(もちろんメリットもデメリットもです)

目次

つみたてNISA運用状況

それではまずマッケイのつみたてNISA状況をお伝えします。

利用証券会社SBI証券
買付頻度毎日
設定金額(月)36,846円
積立銘柄・SBI新興国株式インデックスファンド(20%)
・SBIバンガードS&P500インデックスファンド(80%)
保有銘柄・eMAXIS Slim先進国株式インデックス
・SBI先進国株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slimバランス(8資産)
・SBI新興国株式インデックスファンド
・SBIバンガードS&P500インデックスファンド

マッケイのつみたてNISAポートフォリオでは、現在積立銘柄の主軸をSBIバンガードS&Pインデックスファンドに重きをおいた積立をしています。

理由は、他ファンドと比べて米国S&Pに集中投資をしながらもコストメリットが他取り扱いファンドよりも大きいからです。

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買付頻度は毎日設定をしています。

これは、20年に及ぶつみたてNISAでは買付のタイミングによる機会損失を完全に排除したかったことと、単純にインデックスを毎日積み立てたら、自分のタイミングで購入する株とどっちがパフォーマンスが良いのかを実証してみたかったというのもあります。(まぁ、答えはなんとなくわかりますが。。)

ポートフォリオの中でのつみたてNISAの位置づけは、長期資産運用のベースとしてこれだけは絶対に20年やり遂げるという覚悟を持ってやっている運用でもあります。

運用経験が豊富な方であれば実感できると思いますが、20年同じ銘柄を持ち続ける(投資をし続ける)ことは、意外と忍耐力と精神力が試されます。

マッケイも10年以上何かに投資をし続けたりとか、保有し続けているものはないのでつみたてNISAだけはリターンに関わらず続けていきます。

それでは、実際に運用してみて分かったリアルなメリットやデメリットをお伝えします。

実際に運用してみたわかった8つこと

【Good】運用開始までの手続きが案外楽チン

つみたてNISAは政府が主導しているということもあって手続きや管理がめんどくさいかと思いきや、開始まではめちゃめちゃ簡単でスムーズだったことを覚えています。

証券口座開設もSBIや楽天証券など大手ネット証券であればほぼスマホ一台で完結し、つみたてNISA設定もナビゲーション通り行えばまず戸惑うこともありません。

運用開始までが思っていたよりも簡単な点はGOODでした。

【Good】意識せずとも勝手に運用できている楽さ

つみたてNISAの最もいいところです。

マッケイは毎日積立にしているので積立していることが日常になってしまいます。

2年も経つともはや積み立てている感覚すらなく、つみたてNISAに関して値段やマーケットを意識することはほぼなくなります。

毎月や毎週積立だと、積立日の値段や状況を気になったりもするかもしれませんが、毎日積立は積立が日常生活の一部になるのでオススメです。

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【Good】積み立て中に価格変動リスクに慣れる


積立投資の良さとして、一番気合の入っていて価格変動に敏感な時期である投資初期には投資資金が小さいため、その間に投資に対する一喜一憂がいかに無駄かを学ぶことができます。

最初のうちは毎日損益率をみて一喜一憂してしまうものですが、積立期間が長期に及ぶほど積立価格が分散(平準化)し、毎日のマーケットの値動きへの反応が鈍くなります。

投資初期の少額投資期間の間に、投資への心構えの基本を実地で学ぶことができ、そして毎日の価格変動にも慣れるという利点はとても大きいものです。

そういう意味で、投資初心者にはマジでつみたてNISAはオススメです。

【Bad】あまり儲かっている感はない

正直、他のアセットクラスと比べて儲かっているかと言われればあまり儲かっていません。

2年間でのトータルリターンは5.5%と出ており、一般的な株式の期待リターンをはるかに下回ります。(もちろんポートフォリオは株式100%です。)

仮に2018年にS&P500に一括投資をした場合は、現在リターンが20%以上でている計算になります。

理由は、この2年間の投資環境は基本的に右肩上がりの成長を続けていて、年を追うごとに積立では高値で購入し続けていることになるからです。

一時的にコロナショック等もありましたが、上昇相場は長期的になだらかに上昇し、下落相場では短期的に一気に下落をすることが多いので、よほど長期的な株価低迷局面にならない限りは積立運用は常に高値をとってしまうことにもなります。

ただ、逆説的には売買のタイミングを図る必要がない為、つみたてNISAは投資の入り口として税制面も含め最高の環境であると言えます。

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【Bad】気持ち的に中途半端な銘柄が売れない


マッケイがつみたてNISAを始めた時はまだ銘柄数も多くなく、その後多くの新規設定のインデックスファンドがつみたてNISA銘柄として採用されました。

当初マッケイも少しでも条件のいいものがあれば積み立てを乗り換えていましたが、そのおかげで中途半端な残高のファンドを複数保有してしまう状態になってしまいました。

本当は、もっとシンプルにしたいのですが、つみたてNISAの特性上売却した分は非課税枠を使い切ってしまうことになるので、2年という短期では売却する気にもなれません。

結果中途半端に銘柄が増え、少し気持ち悪い感じはします。(血液型のせい?)

【Bad】つみたて開始後の証券会社変更はタブー

銘柄の売却すら心理的ハードルが高いのに、つみたてNISA口座の変更などマッケイ的にタブー中のタブーです。

銘柄の移管はできないので複数の証券会社での積立NISA管理となり、適切なポートフォリオ管理ができません。

実は、マッケイがSBI証券でつみたてNISAを始めてから、楽天証券では

楽天証券でつみたてをすると(つみたてNISA含む)、つみたて金額に対して100円につき1ポイント(1%)の楽天ポイントを付与


と言うサービスを始めており、それだけでも利回りが1%増加すると考えるととても魅力的で、一気に楽天証券でつみたてを行う投資家が増えました。

ただ、マッケイの場合は複数口座でもつみたてNISAの管理は無理なので、それは諦めました。

マッケイのアイコン画像マッケイ

もちろん今からつみたてNISAを始める方は楽天証券がオススメだよっ

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【Bad(Good?)】投資をしている感がない

つみたてNISAは良くも悪くも投資をしている感が全くありません。

特につみたて設定を「毎日」にしていると尚更です。

開始当初は頻繁に損益状況を眺めていたりもしましたが、2年経った今では月1回も確認しない日々が続いています。

これは決して悪いことではなく、マーケットやタイミングで売買することなく超長期で保有すると決めている運用資産として、大きな安心感を与えられている証拠でもあります。

まとめ

結論、2年間運用してみて思ったことは、あまり意識せず機械的に投資を行える最高のツールであるということです。

投資趣旨として、大儲けしたいわけではないので着実に非課税運用資産を増やしてくれるつみたてNISAは特に投資初心者にはまずベースの運用としてオススメできることは間違いです。

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