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タイプ別代表的ロボアドバイザーまとめ【迷ったらこれさえ知っていればOKです】

2020 10/18
タイプ別代表的ロボアドバイザーまとめ【迷ったらこれさえ知っていればOKです】

今回は数多く存在するロボアドバイザーの中でも種類別に代表するロボアドバイザーのまとめを紹介します。

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ロボアドバイザーってどれも同じじゃないの?

マッケイのアイコン画像マッケイ

ロボアドバイザーにも種類があって、運用手法やそもそもの仕組みが違うんだ。

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どうやって選べばいいのかしら?

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ロボアドバイザーは一回運用し始めたら変更する心理的ハードルがすごい高いんだ。だから最初の段階でメリットデメリットをしっかり把握して運用することが大事だよ。

まずは、ロボアドバイザーの種類について確認しましょう。

【投資一任型ロボアドバイザー】(代表サービス:ウェルスナビ)
銘柄提案から実際の買付、リバランス、及び税金の最適化まで全自動で運用できる。

【アドバイス型ロボアドバイザー】(代表サービス:投信工房)
銘柄提案のみを行い、実際の買付やリバランス等は手続きは原則ユーザーが行う。

以前のロボアドバイザー関連記事でも有りましたが、まずはこの二つの種類があることを確認しましょう。

投資一任型は入金をするだけであとは全自動で運用をしてくれるタイプで、運用コストの安い海外ETFで運用するロボアドバイザーが多いです。

税金の最適化まで行うので、ほったらかしの運用を希望している方にはオススメです。

ただ、運用手数料が〜1%となっている場合が多く長期投資においては若干高めと言えます。

一方アドバイス型ロボアドバイザーはネット証券会社が自社サービスとして取り扱っている場合が多く、証券会社が取り扱っている投資信託の範囲内で意向に沿ったポートフォリオを作成してくれます。

買付後のリバランスや銘柄変更は原則自分で行うため、ある程度自分でコントロールしながら運用していきたい方に向いています。手数料は投資信託の信託報酬(平均0.3%〜0.5%程度)のみなので、投資一任型と比べて低コストで運用することができます。

ロボアドバイザーを大きく分けると上記2つになりますが、投資一任型を少しだけ細かく区分すると「パッシブ運用型ロボアドバイザー」「アクティブ運用ロボアドバイザー」に分けることができます。

パッシブ運用型ロボアドバイザー】(代表サービス:ウェルスナビ)
市場インデックスへの追随リターンを狙った運用を行う

【アクティブ運用型ロボアドバイザー】(代表サービス:FOLIO ROBO PRO)
市場インデックスを超えるリターンを狙った運用を行う

パッシブ運用は一般的に馴染みのあるウェルスナビやTHEOが該当します。

投資一任型であれアドバイス型であれ、ロボアドバイザーのほぼ9割はこのパッシブ運用型に該当しますが、国内には唯一アクティブ運用を行うFOLIO ROBO PROというアクティブ型のロボアドバイザーも存在します。

パッシブ運用型はリバランスこそするものの市場変化に合わせて資産を大胆に組み替えることはありません。

一方パッシブ運用型は、例えば金が上昇する局面であれば大胆に金にポートフォリオを寄せていく等、市場動向に合わせてAIが独自の理論に基づき資産を組み替えていくため短期でも長期でもリターンの狙える仕組みになっています。

今回は、

  1. 投資一任型パッシブ運用ロボアドバイザー
  2. 投資一任型アクティブ運用ロボアドバイザー
  3. アドバイス型ロボアドバイザー

の3つに分類して代表的なロボアドバイザーを紹介します。

目次

ウェルスナビ(投資一任型パッシブ運用)

サービス名ウェルスナビ
投資種類投資一任型ロボアドバイザー(パッシブ運用)
運営会社ウェルスナビ株式会社
サービス開始年月2016/7
最低投資金額10万円〜
積立投資
期待リターン5%~10%前後
手数料~1%(税別) ※長期割あり
リバランス
特徴・国内最大手の投資一任型ロボアドバイザーサービス
・自動積立からリバランス、税金の最適化まで全て一任可能
・世界約50カ国11,000銘柄に自動で分散投資

言わずと知れたロボアドバイザー界最大手サービスです。

海外ETFに分散投資をしながら運用を行うウェルスナビは投資一任型なので、リバランスから税金の最適化まで全自動で行ってくれます。

そのため、自分で管理しながら運用をするというよりは、日々忙しくてほとんどマーケットを見ることが出来ない方に向いています。

パッシブ運用になるので、長期運用をしていきながら市場インデックスレベルのリターンを求める運用になります。

したがって、市場リターン以上の大きなリターンを得ることは難しいのでコツコツと手堅く積立運用をしたい方にオススメです。

【ウェルスナビに向いている人の特徴5選】
・投資について学ぶ時間がなく、運用の全てを自動化したい
・長期(積立)投資(10年以上は置きっぱなし)を検討している
・海外ETFに興味がある

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投信工房(アドバイス型)

投資種類アドバイス型ロボアドバイザー
サービス名投信工房
運営会社松井証券
最低投資金額100円
投資対象国内ノーロード投資信託(国内外株式、債券、REIT、コモディティ等)
運用手数料購入売却時無料、信託報酬0.3%前後
期待リターン3%(リスクレベル1)〜7%(リスクレベル5)
特徴・自動リバランス提案機能有り   
・運用手数料が格安の0.3%前後   
・安心の老舗ネット証券会社が運営

投信工房はマッケイが一押しのアドバイス型ロボアドバイザーです。

なぜ一押しなのかというと、基本的にアドバイス型は投信銘柄の紹介だけに留まり運用自体は自分で行う必要がありますが、投信工房は自動リバランスも標準搭載されているため投資一任型と比べても遜色ないほったらかし運用が可能になります。

それでいて、手数料は平均0.3%前後の信託報酬のみになるので、一般的な投資一任型と比べて1/3程度に抑えた運用が可能になります。

投信工房に向いてる人まとめ】
・とにかく低コストで長期運用を始めたい方
・自動でリバランスをして欲しいと考えている方
・投信積立を始めてみたいと思っている方
・とにかく少額から資産運用を初めて見たい方
・最低10万円以上で運用をする予定である
・リターンよりも、会社としての安全性を求める

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FOLIO ROBO PRO(投資一任型)

サービス名FOLIO ROBO PRO
投資種類投資一任型ロボアドバイザー
運営会社株式会社FOLIO
サービス開始年月2020/1
最低投資金額10万円〜
積立投資
期待リターン8%前後
手数料1%(税別) ※運用資産3000万円以上は0.5%
リバランス
特徴・国内初の積極リターン追求型ロボアドバイザー
・海外ETFを活用したAI技術によるアクティブ運用
・投資家保護基金に加入(1000万円まで保障)

最近のロボアドバイザーの中でも注目度NO.1のロボアドバイザーがFOLIO ROBO PROです。

FOLIO ROBO PROは、金融機関向けAI技術により高精度なマーケット予測や積極的な運用手法を取り入れ、リターンを極大化しリスクを極小化を目指す運用を行います。

運用開始後のリターンもパッシブ運用型と比べてもよく、市場が上昇する局面になればなるほどリターンの差が大きく出ています。

手数料が〜1%なので、一般的な投資一任型ロボアドイバイザーと変わりませんが、アクティブ運用でインデックスより高いリターンを期待できる運用を行うので決して高いと言えるほどではないでしょう。

ただ、他のロボアドバイザーと異なる点は、積立投資が出来ない、という点です。

FOLIO ROBO PROは長期的にコツコツとリターンを積み上げるというよりは、マーケットの大きな変化を好機と捉えポイントポイントで一気にリターンを狙いにいく運用になるので、そもそも積立運用とはあまり相性に良くない運用手法なのです。

したがって、積立での運用を考えている方には向かないサービスになるので注意しましょう。

すでにつみたてNISAや他ロボアドバイザーで運用を行っているものの、少しリスクを取ったリターン狙いの運用をポートフォリオに取り入れたい方にはとてもオススメのロボアドバイザーです。

【FOLIO ROBO PROに向いてる人まとめ】
・より高いリターンを求めた運用をしていきたい方
・積立運用ではなく、まとまった資金(10万円〜)運用が可能な方
・長期はもちろん短期的な運用でもリターンを出していきたい方
・海外ETFを活用したポートフォリオ運用をしていきたい方
・新しい運用手法に興味のある方

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総評

タイプ別に代表される3つのロボアドバイザーを紹介しました。

ロボアドバイザーはこれ以外にも同じようなタイプでサービスがいっぱいあるので迷ってしまう方もいると思いますが、基本的には

投資初心者:ウェルスナビ
コスト重視派:投信工房
高リターン狙い派:FOLIO ROBO PRO

でまとまるのかなと思います。(他のサービスはもはやどんぐりの背比べです。)

ちなみにマッケイ的にはFOLIO ROBO PROがとても気になっていて、今後も運用状況を定期的にチェックしていきながら報告していきたいと思います。

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