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金投資の特徴とメリット・デメリットまとめ【これさえ見ればOK】

2020 7/28
金投資の特徴とメリット・デメリットまとめ【これさえ見ればOK】

こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。

これから資産運用を検討している方も、すでにしている方も一度は金投資に注目をしたことはありませんか?(実際に投資をしているかどうかは別として)

今回は、短期的に見ても中長期的に見ても右肩上がりで上昇を続けている金投資の特徴とメリットデメリットをお話します。

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純金積立ってよく聞くわよね。

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そうだね。実は金投資は純金積立や現物だけではなく、ETFや投資信託、先物でも購入できるんだ。

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前に利息がつかないから複利運用ができないとか言ってたわよね。

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金投資は株や投資信託にはない特徴があるからメリットデメリットをこの記事でしっかり確認してから投資をしよう!

目次

金の値動きってどうなっているの?

【引用元】Trading view 年間チャート(2020)
【引用元】Trading view 40年チャート(1970〜)

上図を見てください。

短期的に見ても超長期的に見ても上昇していることがわかりますね。

[金の上昇率]

・2000年以降(20年間):約6.7倍
・2015年以降(5年間):約1.6倍
・2020年以降(年初来):約1.2倍

特に2020年の上昇相場はとても強く、7月現在ですでに20%を超える上昇となっています。

金が上昇する5つの要因

・世界経済の不透明感が高まる


金はオルタナティブ(代替)投資とも言われ、株式や債券とは相関性の低い値動きをします。

特に、株式が弱気相場になる景気後退期になると株式のようなリスク性商品からオルタナティブ資産である金へ投資マネーが流れます。

つまり、ポートフォリオに金を組み入れることで株式が下落する局面でも資産全体の下落を抑えることが可能になります。

・世界的金利の低下や利下げ局面


金は「金利の無い実物資産」ですが、実は金利に影響されます。

利上げ局面や世界的に金利が高い場合は高金利投資商品の方へお金が流れますが、逆に利下げ局面や世界的低金利下の場合では金にお金が流れます。

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少し難しいわ。。。

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金は配当や利息の概念が無いので、仮に米国債の金利が5%であればその金利を取りにお金が米国債に向かうけれど、もし米国債の金利が0%だったら、「どっちみち0%なら敢えて米国でリスクをとる必要も無い。」という考え方になるんだ。

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つまり、金とその他資産とのインカムゲインの差なわけね。

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その通り。金は「無国籍資産」とも言われていて、一国の政治経済情勢に影響されない資産でもあるんだ。

・ドル安相場

金はドル安相場で上昇する傾向にあります。(これを逆相関関係と言います。)

金は主にUSDで取引をされていますが、重要な点はUSDは米国の通貨であるということです。

つまり、米国の通貨は米国がデフォルト(破産)してしまえば無価値になりますが、金は無国籍資産なので一国の破産には影響されません。

したがってドルが弱い時(ドル安・円高の時)は相対的に金が上昇する傾向にあります

・国際関係の緊張の高まり

金は無国籍資産と言われている資産なので、国際関係の緊張(紛争、戦争、貿易摩擦、等)が起きるとカントリーリスクを嫌い、金へお金が流れます。

・金需要の増加


株式や債券は人間の手でいくらでも生み出すことができますが、金は自然界から産まれる実物資産なので需給関係に大きく影響されます。

金の産出量より需要が高くなれば金価格は上昇し、供給量が上回れば金価格は下落します。

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今後、金がいっぱい取れて供給が上回ったら下落することもあるの?

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需給関係のみの観点だとその可能性もあるよ。ただ理論上の供給量が増えても、実際に採掘する採掘コストを考えた場合、需給関係のみで金価格が下落することは考えにくそうだけどね。

金投資のメリットとは?

ポートフォリオ分散になる

金はオルタナティブ(代替)投資として、ポートフォリオ分散に役立ちます。

株価が下落するような景気後退局面では金価格は上昇する傾向にあり、またドル安円高局面でも上昇する傾向にあります。(そうならない場合もあります。)

金をポートフォリオの一部に組み入れることで資産全体の値動きが分散化され、より効果的なポートフォリオ運用が可能になります。

実物資産を保有できる

金は実物資産として手元に置いておくこともできます。

もちろんセキュリティ上の問題はクリアしなければいけませんが、株や債券と異なり価格上昇を期待しながらも実物資産として手元に保管できる数少ない資産です。

インフレ対策になる

金投資は物価上昇(インフレ)対策としても有効です。

世界的に物価(モノの価値)が上昇すれば実物資産(モノ)である金価格も上昇していく傾向にあります。

長期的に見れば見るほど世界全体の物価は上昇しており、世界経済は緩やかなインフレを良しとしている点からも、将来的なインフレ対策として金を保有することは有効であると言えます。

金投資デメリットとは?

・利息や配当が無い

金は利息や配当が出ません。

そのため複利運用ができず、長期投資にはあまり向かないとも言われています。

長期投資の大前提は複利運用による資産形成であるため、金投資は資産形成という意味合いではなく資産防衛の一環として保有すべきとも言えます。

価格変動が大きい

金は実物資産であるため安定的に動くようにも思われますが、意外にも値動きが激しい資産になります。

[金の年間変動率(2001〜2016)]

2004年:10.9%(最小)
2005年:53.4%(最大)


平均年間変動率は20%を超えており、一般的に価格変動の大きい投資商品と言えます。

管理が大変(現物の場合)

金は実物資産として自宅等で保管することもできますが、高額資産であるが故にセキュリティ面に不安が残ります。

自宅保管の場合は金庫に入れるなりの対策が必要になります。

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リスクヘッジ資産となる金をうまく活用することで、より効果的な長期運用が可能になるので検討してみよう!

金投資は、現物投資の他、証券会社で純金積立や投資信託、ETFを通じて投資をすることができます。

その中で、マッケイは楽天証券の純金積立をオススメします。

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