こんにちはっ!外資系バンカーのマッケイです。
マッケイは2〜3年前からKyashという決済・送金アプリのプリペイドカードを日常決済のメインカードとして使っています。
ただ、当時はICチップがなかったり利用上限がかなり小さかったりと、Kyashポイントがクレジットカードポイントとは別で2%付与されるというメリット以外に色々デメリットもあったんですよね。
2020年3月の改良によりICチップ付帯され利用上限も拡大したことで、一気に認知度を拡大したKyashではありますが、一部の人にとっては実はデメリットもあるのです。
そこで今回はKyashカードを検討している方向けにKyash利用におけるデメリットをまとめてました。
ちなみに、Kyashの超絶イケているメリットについては下記の記事を読んでおきましょう。


Kyashって、たしか「Kyashカード」の他に「Kyash Catd Lite」と「Kyash card virtual」があるんだったわよね。

よく覚えてたね。ただkyashカード以外の選択肢はあまりメリットがないから、検討するとしたら「Kyashカード」になると思うよ。今回は、もちろん「Kyashカード」にフォーカスしてデメリットを話すね。
Kyashカード デメリット1. キャッシュバックは限度額がある
Kyashカード最大のメリットは、利用金額の1%をKyashポイントとして還元される点にあります。
しかし、このキャッシュバックは利用した分だけ還元されるというものではありません。
まずは、決済限度額を確認してみましょう。
【Kyashカード限度額】
・1回あたりの決済上限:30万円(従来は5万円)
・月あたりの決済上限:100万円(従来は12万円)
この上限額であれば、日常決済で困ることはなさそうですね。
ただ、月間のキャッシュバック上限は1200ポイント(12万円分)までになります。
月間12万円以上利用しても、ポイントはつかないので注意しましょう。
【解決策】
Kyashカードでの決済は毎月値段の変動が少ない決済を優先して行う。
マッケイの場合はオンライン学習費用や食費、年金保険料から決済していって、余った部分でその他変動費を利用することで毎月12万円くらいになるようにしてるよ。

Kyashは毎月コンスタントに利用していくことが大事ね。

そうなんだ。月間キャッシュバック上限額の繰越はないから、毎月12万円をコンスタントに利用することが大事だよ。
Kyashカード デメリット2. 現金化できない

PayPayとか他の決済系アプリは一回入金しても現金に戻せる場合も多いわよね?

そうだね。ただ、Kyashカードは一度入金したものに関して現金化することはできないんだ。

じゃあ、Kyashカードに返金された場合はどうなるの?

その場合はKyashカードの残高に入金されるよ。ただ、返金金額は現金化できないから注意しよう。
Kyashカードは原則現金化できない、という点を強く認識しておきましょう。
Kyashカードで決済後に返金処理をした場合も全てKyashカード残高として増えるようになり、現金にはできません。
Kyashカードは2020年3月の改良により一回の決済限度額が増えましたが、多額の決済後に返金処理をした場合はKyash残高に多額の資金が残ってしまうことになるので注意です。
Kyashカード デメリット3. インフラ系(公共料金、携帯代等)やネットショッピング決済に弱い
Kyashカードは3Dセキュア未対応であることに注意です。
【3Dセキュアとは】
オンライン決済を安全に行うために、各クレジットカードが会社が推奨する本人認証サービス
本人認証が出来ていないために、ネットショッピング時にはちょくちょく決済が出来ない事象が起きます。(ちなみにアマゾンは利用出来ています。)
オンラインショッピング決済がメインの方にとっては若干の不便さはあります。
Kyashカード デメリット4. 発行手数料がかかる(更新時にも)
Kyashカードは新規発行時と5年毎の更新時に発行手数料が900円かかります。
よって、ポイントで元を取るためには9万円分は最低利用しなければいけません。
発行したけれども結局利用しなかったなんてことのないように発行したらしっかり元をとりましょう。
Kyashカード デメリット5. 紛失盗難時の保証がない
KyashカードのKyashプラットフォーム利用規約によると、下記のような記載があります。
第13条 非保証及び免責
Kyashホームページより
本サービス提供において、ユーザーが行った不正確、不適切、不明瞭な内容、表現、行為等により、ユーザー及び第三者に対して損害が生じた場合、故意・過失の有無にかかわらず、弊社は、当該損害について一切責任を負わないものとします。引用元:Kyashプラットフォーム利用規約(2020/7現在)
つまり、不正利用されてしまった場合でもKyashからの保証はありませんので注意です。

不正利用って結構問題になってるわよね。

バンカー目線で行くと、不正利用のほとんどはオンライン決済によるものだよ。券面のクレジットカード番号をランダムに総当たりすれば運悪く引っかかる人がいるってわけだ。

対策はないの?

KYASHにはオンライン決済機能をオフにすることや、カード利用自体をオフにすることが簡単にできるから不安な時は利用してみよう!
これらの手続きは、アプリから「カード設定⇨オンライン決済orカードロック」で簡単に設定できるので事前に確認しておくことをオススメします。
Kyashカード デメリット6. アメックス、JCBではチャージできない
Kyashカードユーザーの多くは高還元クレジットカードを連携させて、クレジットカードで自動決済するようにしています。
そうすることで、Kyashポイントとクレジットカードポイントの二重取りができるからですね。
ただ、連携クレジットカードはVISAかMaster cardのみでアメックスカードやJCBカードを連携することは出来ないので注意しましょう。
Kyashカード デメリット7. 更新時カード番号が変わる(確認済)
Kyashカードはクレジットカード同様5年単位での更新があり、通常のクレジットカードであれば更新時には従来のカード番号を引き継ぐことが一般的ですが、Kyashカードの場合はカード番号が変更されるようです。
自動引き落としなどに利用している人は注意しましょう。

Kyashカード デメリット8. ポイント付与されない決済が多い
Kyashホームページには以下のような記載があります。
Kyashカードポイント還元対象外となる取引一覧
・売上未確定のままのお取引
・交通機関へのお支払い(定期券、乗車券、切符、回数券、特急券などの料金)
・鉄道、バス、モノレール、ケーブルカーなど
・モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・Apple Pay/Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
・税金のお支払い
・ふるさと納税、税金各種
・公共料金のお支払い
・寄付金のお支払い
・金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
・金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
・郵便局でのお支払い(実店舗・オンライン)
・造幣局の販売サイトでのお支払い
・代金未回収が発生しているお取引・本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引
※対象外のお取引でも「獲得予定」となり通知および表示がされますが、獲得にはなりません。ご留意ください。
Kyashホームページより

ポイント還元されない決済が結構あるのね。

特にふるさと納税や通勤通学用定期券、公共料金等確定的且つまとまった支払いには利用できないから注意だね。
このように見ると意外と多くのデメリットも存在するkyashカードですが、それにも増して1%の還元率や支出管理のし易さの面でとても魅力的な決済方法であるのには変わりありません。
有効に活用して、最大還元額を受け取りましょう!
