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ROKUのビジネスモデルと将来性を分かりやすく解説【ROKU株は買うべき?】

2021 1/18
ROKUのビジネスモデルと将来性を分かりやすく解説【ROKU株は買うべき?】

現在国内では若い方を中心に多くの方が動画ストリーミングサービスに加入されていると思います。

動画ストリーミングサービスとは
ストリーミング技術を活用した動画配信サービスのこと。通常はダウンロード後に視聴可能になるため視聴までに時間がかかるがストリーミング技術はダウンロードと並行して再生ができるため、待ち時間なく視聴することができる。

ミクのアイコン画像ミク

私もいつもNETFLIX見てるけど、確かに前もってダウンロードはしてないわ。あれもストリーミング技術のおかげなのねっ。

マッケイのアイコン画像マッケイ

そうなんだ。僕たちが当たり前のように利用しているサービスも実は画期的なサービスなんだよね。

余談ですが、国内の動画シェアはGEM Partnersが発表した2019年の動画配信市場規模推計によれば、1位がNETFLIX(13.8%)、2位がDAZN(11.2%)3位がAMAZON PRIME(10.9%)となっています。

さて、それでは皆さんはこれらの動画配信サービスを自宅で視聴する時にどのデバイスで視聴しますか?

スマートフォンやタブレットで見る方も多いと思いますが、多くの方はTVの大画面で見たいはずです。

国内においてはAMAZON FIRE TV STICKGoogle Chromecastを外部接続して利用している方も多いと思いますし、最近TVを買った方であればすでにそれらが内臓されているTVを購入した方も多いでしょう。

これらと同じく主に北米市場で動画配信サービスをシームレスに視聴できるプラットフォームを提供している会社がROKU.incという会社です。

目次

ROKUの提供するサービスとは

ROKUは「全てのTVコンテンツはストリーミングで視聴されることになる。」いうビジョンを元に動画ストリーミングサービスプラットフォームを中心に多角的なビジネス展開を行っています。

このビジョンの上に、ROKUの提供する主要サービスは5つあります。

  1. ROKU PLATFORM
  2. THE ROKU CHANNEL
  3. ROKU STREAMING DEVICE
  4. ROKU TV
  5. THE ROKU CHANNEL STORE

まず、3と4は分かりやすいですね。3はamazon stick TVと同じサービスです。

外部接続するためのスティック型機器で最上位機種だと6000円前後くらいで販売されています。

また、ROKU TVというROKU PLATFORM内臓型のTVも販売しています。

なぜROKUの将来性がこれほどまでに期待されるのかというと、従来のTV産業を根本からストリーミングによって覆してしまう可能性があるためです。

世界的なTV産業の市場規模は極めて大きいことは考えるにたやすいですが、実はこの産業はソフトウェアがハードウェア産業の進歩に大きく遅れているという側面もあります。

イメージしてみれば分かりますが、TV自体は大きなブラウン管TVから超薄型高画質液晶へ大きな進化を遂げました。
(現在白黒テレビやカラーのブラウン管TVを利用している人はほとんどいないはずです。)

それに対してソフト面では、NETFLIXやAMAZON PRIME等オンラインを利用して定額で動画が見放題になった環境が浸透したのはまだここ数年の話です。

数年前まで、私たちは自宅で映画を見ようと思ったらレンタルビデオ店までビデオを借りにいかなければならなかったのです。

これだけオンライン動画配信サービスが浸透した現在でも、未だ主流はTV放送なわけです。

特に北米においてはケーブルテレビが今までの(現在も)主流なので高い費用を払ってケーブルテレビを契約しなければTVという箱自体は全く価値のないものになります。

ROKUはそのようなレガシーな分野を根底から覆そうとしているのです。

ROKU PLATFORMを通じて数多くの動画配信プラットフォームとつながることができ、シームレスに配信サービスを選択することができます。

また、独自のチャンネルであるROKU CHANNELの提供を行っているため、映画やドラマだけではなく、独自制作のニュースやドキュメンタリーなど現在のTV番組と遜色ないクオリティの番組をストリーミングで視聴することができます。

ROKUのストリーミングデバイスが選ばれる理由は提携しているストリーミングサービスがほぼ網羅されている点にあります。

例えば、AMAZON FIRE TVは、プラットフォームとしては優秀ですが各サービスとの利害関係により視聴できないストリーミングサービスも多い中、ROKUではそのような利害関係がないのでプラットフォームとしては最も優秀であり、北米でAMAZONやGoogleを抑えて最も利用されている所以の一つなのです。

ROKUのビジネスモデル

ROKUのビジネスモデルでは、ROKU TVやデバイスの販売による販売収益広告やレベニューシェア等プラットフォーム運営から得られる収益に分かれます。

2020Q3の決算によると、アクティブアカウントが約4600万人おりYoYで43%の高成長を見せており、他ARPU(1ユーザー当たりの平均売上)もYoYで高い成長率を見せています。

また、プラットフォームによる売上はデバイス販売の約3倍あり、特に注目は粗利益にあります。

Q3ではプラットフォームによる粗利益が約60%ありますが、デバイス販売では15%(Q2に至っては7.5%)程しかありません。これはビジネス戦略上端末をほぼ原価レベルでとにかく普及させることでストリーミングユーザーを増やし、プラッットフォーム内で発生するレベニューシェアや広告単価を増やしていく戦略です。

Q3 2020のハイライト】

・売上全体がYoYで73%増の452百万ドル
・プラットフォーム売上がYtoYで78%増加し、319百万ドル
・粗利益がYoYで81%増加し、215百万ドル
・アクティブアカウントが4,600万人に到達
・ストリーミング時間が全体で2億時間増え、14.8億時間に
・ARPUが20%増加

ROKUの株価と将来性は?

ROKUの株価は2021/1/17現在408ドルをつけており、昨年同月対比約3倍の価格をつけています。

2021年に入っても株価は上昇をし続けており、その人気ぶりと将来への期待が大きく株価に反映されていると言えるでしょう。

PSRも約40倍程となっており他の人気グロース銘柄同様超割高銘柄と言えます。

しかしながら、TV産業を根本から覆す程のビジネスモデルを有しており、そのマーケット規模の大きさやプラットフォームとしてその他サービスの追随を許さないポジショニングにより今後もマーケットメーカーとしてさらなる高成長を見せると思います。

目先では超割高銘柄なので、短期的な暴落には注意が必要ですがとにかく市場規模が大きく将来的にストリーミング配信による視聴がメインになっていくことは明らかでもあるためポートフォリオの一部として保有することは十分ありでしょう。

ただ、脅威としてAMAZONやGOOGLE等の大資本が競合となる点や、グローバルに見た際にはROKUのサービスの潜在需要は未知数であるという点があります。(少なくとも日本ではAMAZONやGoogleプラットフォームで十分な気もする)

したがって、これらの競合との優位性をいかに保持しつつ、グローバル需要を取り込めるかが今後の課題と言えそうです。

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