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SBI全世界株式インデックスファンドが超優秀である理由を徹底解説

2020 10/30
SBI全世界株式インデックスファンドが超優秀である理由を徹底解説

投資信託での積立投資を資産運用のベースにしている方も多いと思います。

特につみたてNISAは20年間運用益が非課税になる長期積立制度なので、資産運用初心者にはとてもオススメですし、マッケイももちろんやっています。

つみたてNISAを楽天証券やSBI証券で運用している方も多いと思いますが、今回はSBI証券で取り扱っている「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」を紹介します。

(参考)SBI証券・つみたてNISA銘柄ランキング(10/30/2020時点)
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なぜSBI全世界株式インデックスファンドを取り上げるの?SBI証券の人気ランキングにも入っていなんだけど。。

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実は、このSBI全世界株式インデックスファンドは人気ランキングには入っていないものの中身が超優秀なんだ。他のファンドともどう違うかを説明していくよ。

目次

SBI全世界株式インデックスファンドとは

運用会社SBIアセットマネジメント
純資産額10,419百万円
設定日2017/12/06
購入手数料なし
信託報酬0.1102%程度

SBI全世界株式インデックスファンドは、全世界の株式指数の動きを取らえることを目指していく低コストインデックス投資信託です。

もちろん、つみたてNISA採用銘柄なので、つみたてNISAの運用先としても利用できます。

SBI全世界株式インデックスファンド限らず、このようなインデックスファンドは運用におけるベンチマークを持っていて、そのベンチマークに連動するような投資を海外ETFを通して行うのが一般的です。

したがって詳細な運用内容を調べるには、まずはどのような指標をベンチマークにしているかを確認しなければなりません。

SBI全世界株式インデックスファンドの場合は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)」(以下FTSE)という指標をベンチマークにしています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは】

全世界の大型株から中小型株までを幅広く時価総額加重平均した株価指数。組み入れ国は日本を含む先進国から新興国まで47ヶ国をカバーし、組み入れ銘柄数は約7500銘柄に及ぶ。

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7500銘柄なんてすごい銘柄数ね。ほんと世界中の株式を組み入れてる感じなのかしら。

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その通り。この指数の最大の特徴はそのカバー率にあるんだ。なんと全世界の98%の株式をカバーしているんだよ。

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じゃあ、SBI全世界株式インデックスファンドは正真正銘世界中の株式の98%に投資をしていることになるわけね。

似たようなベンチマークでよく使われる「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」という指標がありますが、このベンチマークのカバー率は85%となっており、FTSEの方がより世界中の銘柄に分散投資をしていることになります。

FTSEの特徴は小型株も含む点にあり、大型株のみならずより成長力の高い世界中の小型株もまとめて運用したいという方にはとてもオススメできるベンチマークです。
実際に小型株を取り入れた方が運用成績としては良いという学術的な結果も出ています。

SBI全世界株式インデックスファンド採用銘柄

それでは実際の採用銘柄を見てみましょう。

(参考)9/30/2020月報より
(参考)9/30/2020月報より

SBI全世界株式インデックスファンドはマザーファンドでETFを購入しており、

  1. シュワブ U.S. ブロード マーケットETF  54.41%
  2. SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF  34.75%

この2銘柄のETFで約88%以上を占めています。

また、FTSEが時価総額を加重平均しているベンチマークなので、組み入れ上位銘柄は世界の株式時価総額の30%を占める米国株であり、米国株式市場の中でも大きな割合を占める情報通信銘柄が20%以上の割合を占めます。

ただ、FTSE自体が小型株まで含んでいるベンチマークのため、S&P500やMSCIと比較すると情報関連銘柄の割合は若干少ないと言えます。(ほんとに若干ですが。)

なので、基本的には時価総額の大半を握る米国IT銘柄(大型株)の値動きに引っ張られます。

類似ファンド比較と比較

ところで、FTSEをベンチマークとする投資信託はSBI全世界株式インデックスファンドだけではありません。

実は、楽天証券で取り扱っている「楽天・全世界株式インデックス」もFTSEを採用しているつみたてNISA採用銘柄です。

楽天・全世界株式インデックスは、海外ETFの中でもとても人気な「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」で運用されている投資信託です。

運用会社楽天投信投資顧問
純資産額531.01億円
設定日2017.09.29
購入手数料なし
信託報酬0.212%

これら2つの銘柄は、マザーファンドで運用されているETFは異なるもののベースとなるベンチマークが同じである以上、同じような銘柄に同じような割合で投資をすることになります。

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ちなみに楽天・全世界株式インデックスファンドは楽天証券の中でもつみたてNISA銘柄人気ランキングで常に上位にランクインする投資信託だよ。

信託報酬を比較すると、実は楽天・全世界株式インデックスよりもSBI証券のランキング外であるSBI全世界株式インデックスファンドの方が低コストであることがわかります。

楽天・全世界株式インデックスパフォーマンス(9/30/2020時点)
SBI全世界株式インデックスファンド(9/30/2020時点)

パフォーマンス比較すると状は若干SBI全世界株式インデックスファンドの方が劣っている感はありますが、もし楽天・全世界株式インデックスor バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)のようなファンドをSBI証券で運用したい場合は、SBI全世界株式インデックスファンドがオススメです。

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