これまでにマッケイのマネー版では様々なロボアドバイザーサービスを紹介してきましたが、今回はロボアドバイザーの二大巨頭の一角であるTHEO+docomoの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
THEO+docomoの特徴とは
サービス名 | THEO+docomo |
投資種類 | 投資一任型ロボアドバイザー |
運営会社 | 株式会社お金のデザイン |
サービス開始年月 | 2016年2月 |
最低投資金額 | 1万円 |
積立投資 | 1万円以上1,000円単位 |
期待リターン | 7~8% |
手数料 | 0.5%~1% ※運用残高による |
リバランス | 有 |
特徴 | ・運用残高に応じてdポイントが溜まる ・おつり投資が可能 ・独自の運用機能「機能ポートフォリオ」搭載 ・税金最適化、自動リバランス標準搭載 |
THEO+docomoは、株式会社お金のデザインが運営しているTHEOというロボアドバイザーを主にdocomoユーザー向けに解放したものです。
【ロボアドバイザー・THEOとは】
株式会社お金デザインが運営している老舗の投資一任型ロボアドバイザー。
最大30種類以上の海外ETFへの投資を通じて全自動でポートフォリオを構築、運用をする。投資先は世界86の国・地域、最終的な投資対象は11,000銘柄以上にのぼる。
基本的なサービスや運用方針については本家のTHEOと同じですが、
などの特徴があり、現在docomoユーザーの方はもちろん、THEO+docomoへの投資をきっかけに今後の生活決済の中心をdカードやdポイントにすると、投資をするだけでdポイントが貯まるお得なロボアドバイザーサービスです。
ユーザーの特徴を確認しましょう。

類似ロボアドバイザーと比べると、運用初心者率が多かったり、平均投資額も小さいわね。あと、若い人も多いわ。

THEO+docomoはロボアドバイザーの中でも比較的投資初心者層をターゲットにしているため、手数料率や最低投資金額も他と比べると良心的と言えるね。

さらに投資をするだけでdポイントまでもらえるなんてとてもお得っ。
THEO+docomoへの投資のメリット
業界最低水準の運用手数料
投資一任型ロボアドバイザーの運用手数料は個別のインデックス投資信託と比べると少し高めで1%が多く、大口の運用金額になると一定の割引がされるのが一般的です。
THEO+docomoの場合は運用金額に応じた割引率が他サービスと比べて細かく、少額運用でも高いコストメリットを誇ります。
カラー | 手数料 | 割引率 | カラー基準額 |
ホワイト | 1.00% 税別・年率 | – | – |
ブルー | 0.90% 税別・年率 | 10%OFF | 1万円 以上 50万円 |
グリーン | 0.80% 税別・年率 | 20%OFF | 50万円 以上 100万円 |
イエロー | 0.70% 税別・年率 | 30%OFF | 100万円 以上 1,000万円 |
レッド | 0.65% 税別・年率 | 35%OFF | 1,000万円 以上 |

手数料が他のサービスと比べて細かく分かれているから運用効率が良さそう!
過去リターンがとても良い

運用において最も気になるのが過去リターンです。
THEO+docomoの2007年からの運用シュミレーション(もし2007年からTHEO+docomoで運用していたらと言う仮定)では、1年あたりのリターンが年率8.4%、過去11年のトータルリターンが70%となっています。
株式グローバルインデックスの期待リターンが5~8%(概ね7%前後)なので、それに対して年率8.4%のリターンは優秀な運用結果(シュミレーション)と言えるでしょう。
このリターンはTHEO+docomo運用の中でも、比較的リスクを取った運用をした場合においてです。
2009年リーマンショックの時は一時的にでも40%近く下落している点には注意が必要です

どの程度の期待リターンを求めるか(リスクを取るか)はシュミレーションをしながら自分にあったポートフォリオを決定していこう!
THEO独自機能「機能ポートフォリオ」

THEOでの運用において最も他サービスとの差別化が最も図れている機能が機能ポートフォリオです。
【機能ポートフォリオとは】
長期的に高いリターンを狙う「グロースポートフォリオ」、相対的に安定的かつ着実にリターンを狙う「インカムポートフォリオ」、株式との相関を避けてリスクの軽減を狙う「インフレヘッジポートフォリオ」の3つのポートフォリオを組み合わせた運用手法
従来の運用手法が「株式・債券」「先進国・新興国」「パッシブ・アクティブ」など投資対象や求めるリスクリターン水準に応じて投資手法を決定していたのに対して、機能ポートフォリオはそのような枠組みを取っぱらい、投資家の資産運用に対する目的に対して柔軟にそれらを組み合わせて投資をしていく機能になります。
このポートフォリオ方式は、世界最大級の年金基金であるCalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)が取り入れて世界的に賞賛を集めた仕組みで、他のロボアドバイザーでは取り入れられていないTHEO独自の運用手法です。

スマートベータ運用がすごい

【スマートベータ運用とは】
市場全体から取るリスクに対するリターンだけでなく、その他の要因(スマートベータ)から生じるリスクを適切に組み合わせることで、よりリスクを低減させながら効率的にリターンを生み出す運用。
スマートベータ運用を活用することで、市場平均に追随する運用であるパッシブ運用と、市場平均を上回るリターンを目指すアクティブ運用の中間を取った運用が可能になります。
これにより、リスクリターンをより効率化させた運用を実現します。

つまり、パッシブ運用とアクティブ運用のいいとこ取りってこと?

そうだね。両方の運用をうまくコントロールしながら、ファンダメンタル指標も組み入れた指数と言われているんだ。
下落リスク予測機能・AIアシストがすごい

THEOにはAIアシストという下落リスク予測機能があります。
AIアシストは40,000のグローバルニュースや7,000のソーシャルメディアやブログから様々な資産に対するテキスト情報から得られる市場心理を指数化したインデックスと市場データをインプットし、資産クラスが一定期間後に大きく下落するかどうかを判断します。

つまり、ニュースやツイートから下落しそうなワードテキストを吸い上げて、過去のデータと組み合わせて下落予測をした場合はその資産のポートフォリオ割合を引き下げるってわけね。
dポイントが溜まる
THEO+docomoで運用すると運用金額に応じてdポイントを受け取ることができます。
運用金額 | ドコモユーザー | 一般ユーザー |
50万円 | 900P | 600P |
300万円 | 5400P | 3600P |
1000万円 | 15000P | 12000P |

ドコモユーザーだと1.5倍のポイントがつくからさらにお得!運用資産にポイントがつくなんて、それだけでも大きなリターンになるわねっ。
おつり投資ができる
dカードで買い物をした際に設定によって端数をTHEO+docomoへの投資に回せるおつり積立が可能です。
【1,000円で設定した場合】
お買い物代金:1,320円
2,000円−1,320円=680円積立金額680円
THEO+docomoへの投資のデメリット
金額によっては運用手数料が割高
THEO+docomoの運用手数料は他サービスと比べると金額によっては割安ですが、海外ETFでの個別運用やインデックス型投資信託と比べると割高と言わざるを得ません。
しかしながら、その対価として前述した多くのメリットを享受できる点やポイントが付与される点を考慮すると投資一任型ロボアドバイザーとしてのトータルコストは割安です。
NISA利用不可
THEO+docomoだけでなく、投資一任型ロボアドバイザーはNISAの利用ができないため、売却益については税金がかかります。
THEO+docomoにはTHEO Tax Optimizerという税金を最適化する機能があり、実現益が出た場合に評価損を敢えて出すことで利益を相殺し、税負担を軽減します。
短期運用には不向き
THEOの基本運用戦略はスマートベータ運用であり、短期的にアクティブな運用で大きなリターンを狙う運用は原則行いません。
したがって、長期的に市場平均+α程度のリターンを狙うには向いているサービスですが、短期的にリターンを狙うためのものではないので最低でも年単位での運用ができる資金での運用をオススメします。
他ロボアドバイザー比較一覧
サービス名 | FOLIO ROBO PRO | 投信工房 | ウェルスナビ | THEO+docomo |
運営企業名 | 株式会社FOLIO | 松井証券株式会社 | ウェルスナビ株式会社 | 株式会社お金のデザイン |
種類 | 投資一任型(アクティブ) | アドバイス型(インデックス) | 投資一任型(インデックス) | 投資一任型(スマートベータ) |
投資先 | 海外ETF | 国内ノーロード投資信託 | 海外ETF | 海外ETF |
最低投資金額 | 10万円〜 | 1万円〜 | 10万円〜 | 1万円〜 |
最低積立金額 | 積立不可 | 100円〜 | 1万円〜 | 1万円〜 |
リバランス機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サービス利用料 | 〜1%(大口割引有) | 無料 | 〜1%(大口割引有) | 〜1%(金額による割引有) |
信託報酬 | 0.03%〜 ※銘柄による | 年0.3%前後(税抜) | 0.03%〜 ※銘柄による | 0.03%〜 ※銘柄による |
3ステップで簡単口座開設手順
STEP1.ポートフォリオ診断


<br>年齢や年収、積立金額等5つの項目を入力してみよう!運用目的が推察されて希望に近い運用方針が決定されるよ。
STEP2.お客様情報入力&本人確認書類アップロード


名前や生年月日、本人確認書類をアップロードしよう!いつでもスマホで入力できるし、最短3分で終わるからとても楽チンだよ。
STEP3. 入金


簡易書留が届いたら早速入金してみよう!入金はドコモ口座を活用したクイック入金がオススメっ!手数料無料ですぐに入金できるよっ。それ以外からの入金だと所定の送金手数料がかかるから注意しよう。
まとめ
THEO+docomoは、ロボアドバイザーの中でも特に投資初心者にオススメのサービスです。少額からコツコツ初めて見ながら運用結果を確認しながら積立金額を増やして見るのも良いかもしれません。

THEO+docomoで快適な全自動投資ライフを味わってみよう!